[編集スタッフブログ] 日産リーフで家庭用の電気をまかなう方法

 写真を良く見ると、後の建物の屋根には太陽光発電のパネルが並んでいる。この写真を見つけて「これは面白い。リーフの電気は太陽光発電でまかなっているのだろう。エコの究極の姿の近いのでは?」とおもった次第。
さっそくオーナーに聞いてみたら、「あの太陽光発電ではリーフの充電はしていません。でも逆にリーフで家庭用の電力をまかなうこともできる」と言われて??? これは、九州で無線用アンプの製作をしている「筑豊ハムセンター」の社長、大熊さんの設備である。

 話を整理してみよう。エコやスマートグリッドに興味を持つ大熊さんは、自分の工場の屋根に太陽光発電パネルを設置した。それも、かなりの大電力で、最大9.6kW/hの太陽光発電ができるものだ。

 発電した電気は、九州電力に売っている。いわゆる売電だ。現在、売電を推奨するということから、九州電力は1kW/h当たり48円支払ってくれる。5?7月の日照時間の長い期間は、毎月4万円を超える売電による収入が得られているという。ここ1年間で35万円にもなった。もちろん、太陽光発電は1kW当たり50万円前後かかるから、最初の投資としては大きくなる。

 一方、リーフは普段の足として使い、毎月1000kmくらい走る。その充電はオール電化契約の深夜料金を利用している。これは1kW/hで9円。リーフは1kWで平均7kmを走るから、1リッター150円のレギュラーガソリンに換算すると、なんとリッター100km以上も走れることになる。

 さて、太陽光発電の発電パネルの出力はDC(直流)300ボルトだ。これをコンディショナーなるものを使って、AC(交流)200ボルトに変換する(売電も200ボルト)。

 ということは、リーフの2次電池はDC300ボルトだから、太陽光パネルのコンディショナーにつなぐと、AC200ボルトができることになる。電力不足になった時、あるいは停電になった時、リーフのバッテリーで家庭用の電気を作れることになる。

「コンディショナーの端子を調べてみたら、リーフのバッテリーにつなぐことができます。実際にはやっていませんが、簡単にできそうなので、今度実験してみたい」(大熊さん)

 大ががりなスマートグリッド計画も必要だが、個人レベルでも、こんなことができる時代に入りつつあるのだ。

 (XaCAR編集部・城市)

画像ギャラリー