JEVRAシリーズ第2戦袖ヶ浦 決勝 各車、バッテリーを使い切る熾烈なバトルを展開!

 日本電気自動車レース協会JEVRA)主催の2011 ALL JAPAN EV-GP SERIES第2戦、「全日本袖ヶ浦50kmレース大会」が、千葉県・袖ヶ浦市にある袖ヶ浦フォレストレースウェイで 開催された。

jevrafinal1予選セッションスタートに合わせるかのように、天気は曇り空となり、蒸し暑いながらも、幾分過ごしやすい気候となったこの日、予選から静かで熾烈な戦いが繰り広げられ、さらに決勝レースも電池残量ギリギリまでの争いが展開された。

jevrafinal2グリッド最前列2台はEV-1(モーター出力100kw以上)クラスのテスラ・ロードスター。ポール・ポジションを獲得したのは、この袖ヶ浦の コースをホームコースとする#9 OUTERPLUS☆TiR☆TESLAの井土智洋選手。昨年のチャンピオンマシンで、開幕戦も優勝した#1 TEAM TAISAN TESLAの黒澤翼選手は力及ばず2番手グリッドからのスタートとなった。

 決勝レースは、袖ヶ浦フォレストレースウェイ2.436?のコースを21周で争う。予選後2時間半ほどの充電休憩を挟んで、決勝は午後3時にスタートした。

 テスラ同士の戦いは、1コーナーの進入こそ黒澤選手が奪ったものの、その後はすぐに井土選手が抜き返し、完全な独走でポール・トゥ・ウィンを達 成。事前の練習走行を含めデータ取りもドライバーの習熟も、そして、モーターの温度管理などマシンの仕上がりも充分で、勝つべくして勝ったという感じだ。

jevrafinal3EV-2クラスの日産リーフは、#10 ZUMMY RF☆GSONIX LEAFの深栖建男選手が先行するも、残り2ラップで電欠症状が現われ、最終ラップの最終コーナー手前でストップ。チェッカーを受けることができずにレー スを終了。深栖選手は「これまでデータは取ってきたんですが、今回初めてSタイヤを履いて参戦しまして、Sタイヤを履いた分のデータ取りができていませんでした」とコメントしている。深栖選手の後退でEV-2クラスのトップに立ったのが、#72 NATSリーフの金井亮忠選手。RS☆Rの車高調やIDIのブレーキパッド、そして純正ホイールにアドバンネオバを履くライトチューンのリーフが、この レースを制することとなった。他の2台のリーフととも各車このハイスピードなレースに残バッテリー量はほとんどゼロに近い状態だった。

jevrafinal4EV-3クラスはメディアチームの3台のi-MiEVによる争い。予選を出走しなかった#15 CARトップi-MiEVの中谷明彦選手がリードするも、その直後に#17ベストカーi-MiEVの国沢光宏選手が常にテール・トゥ・ノーズで追走する。 この追走はEV-3クラスの最終ラップとなる18周目まで続き、この最終ラップのバックストレートで17号車の国沢選手が中谷選手をパスしてクラス優勝と なった。市販車改造クラスでは、唯一リチウムイオン電池を積んだ#86 CATS EV86(廣瀬浩明選手)がクラス優勝となった。

 テスラを除くほとんど全車が、バッテリーをほぼ使い切るほどの激しい戦いが繰り広げられた全日本EVグランプリは、この後、8月21日(日)にスポーツラ ンドSUGOで第3戦、そして第4戦は再び袖ヶ浦フォレストレースウェイで10月30日(日)に開催予定となっている。

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