[編集スタッフブログ] 東海大学が参戦するワールド・ソーラー・チャレンジ

?世界№1を狙うソーラーカーには、№1の技術が投じられている?

 東海大学が参戦する、世界最大級のソーラーカーレース「ワールド・ソーラー・チャレンジ」の参戦体制発表と、参戦用車両「Tokai Challenger」のシェイクダウンが行なわれた。

 ワールド・ソーラー・チャレンジとは、オーストラリア連邦ダーウィン?アデレードまでの約3000kmを、太陽光のみを動力源として縦断するレース。1987年に第1回大会が開催されて以来、24年の歴史がある。

写真は左から、学生代表の瀧 淳一さん、東海大学の木村英樹教授、東海大学副学長の山田清志さん、パナソニックの小関郁二さん、東レの河村雅彦さん
写真は左から、学生代表の瀧 淳一さん、東海大学の木村英樹教授、東海大学副学長の山田清志さん、パナソニックの小関郁二さん、東レの河村雅彦さん

 東海大学は、この大会に1993年より参戦。2009年に行なわれた前回の大会では、総合優勝を果たしている。今回は2連覇を狙っているが、 2009年大会からレギュレーション変更が行なわれた。ソーラーカーに搭載できる太陽電池面積の変更を行ない、シリコン系太陽電池の比率が高くなったの だ。これは、比較的安価なシリコン系太陽電池をチームに選択させることで、技術的ハードルを上げつつ、太陽電池の実用化まで範疇に入れた大会側の意図が働 いたと考えられる。

 そこで、協賛企業として名乗りを上げたのがパナソニックだ。住宅屋根用にも使用されている高性能なパナソニックHIT太陽電池(シリコン系・出力 1.32kW)を、軽量でフレキシブルなラミネートモジュール加工を施し搭載した。また、高容量・軽量・安全性を兼ね備えたパナソニック製リチウムイオン 電池NCR18650Aを450本=21kg搭載している。

 レギュレーション変更による出力低下を補うべく、車体をコンパクトにリニューアルさせている。全幅/全高をそれぞれ50mm小さくして、前方投影 面積の軽減を図っている。また、東レ製炭素繊維「トレカ」を使用して、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)ボディにより、車体重量は160kgから 140kgへと、20kg軽量化が図られている。

 とくに軽量化と高剛性化が求められる部分には、カーボン繊維が薄く細く織られた1K品を使用。F1マシンやジェット機などに使用されている高品質 なカーボンシートである。これを童夢カーボンマジック社が製作協力を行ない、軽量かつ高剛性な最高品質のボディを完成させたのだ。

Shinozuka 日本が誇る最先端な技術と学生のアイディアがコラボレーションして、製作された「Tokai Challenger」。ドライバーには学生と一緒に、東海大学卒業生の篠塚健次郎(ラリードライバー)が参加する。

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