JEVRA第3戦SUGO決勝 初の東北での戦いはさらにヒートアップ!?

 日本電気自動車レース協会(JEVRA)主催の2011 ALL JAPAN EV-GP SERIES第3戦、「全日本仙台EV50kmレース大会」が、去る8月21日(日)、宮城県にあるスポーツランドSUGOで開催された。残念ながら同日 程でSUPER GTの鈴鹿戦があり、GT参戦ドライバーが出場できないなど、少々寂しい一戦となったが、EVレース初の東北開催は多くの関係者の興味を惹き、レースの内容も一段と熱いものとなった。

startgridエントリーは、テスラ ロードスターが出場するEV-1(モーター出力100kw以上)クラスに、#1 TEAM TAISAN TESLAの黒澤翼選手と、#9 OUTER PLUS☆TiR☆TESLAの井土智洋選手。両者はここまでの2戦で、それぞれ1戦ずつ勝っている。

 EV-2クラスの日産リーフは今回3台がエントリー。開幕戦を制した#3 エンドレス アドバン リーフは青木孝之選手に代わって田村信博選手がドライブ。前戦参戦の#7 OUTER PLUS☆TiR☆LEAFには渡邉一崇選手。そして第2戦を勝利した#72 NATSリーフの金井亮忠選手である。

 そして、今回1台のみのエントリーとなってしまったEV-3クラスのi-MiEVは、昨年の第1戦以来の参戦となる#11 DEMI i-MiEVの菰田潔選手である。市販改造クラスで、昨年のシリーズスタート以来全戦エントリーしてきた、千葉泰常選手のTAISAN PORSCHE 911EVは残念ながら欠席、となった。

 レース当日は、雨が降ったり止んだりの天候に終始した。決勝レースは、スポーツランド SUGOのコースを14周で争う。前戦に引き続いてポール・ポジションを獲得したのは、テスラの井土智洋選手。だが決勝スタートし、1コーナーに真っ先に 飛び込んだのは、黒澤選手だ。続く2周目の1コーナーで、井土選手が奪い返し、激しいテスラ同士の戦いが繰り広げられる。しかし、その2周目の馬の背コー ナーで、井土選手が痛恨の単独スピン! 順位を一気に5番手まで下げてしまう。

 これでトップに立った黒澤選手は多少楽になったもの の、モーターの温度上昇を抑えるため、ペースを上げられないまま我慢の走行を続け、最終的には7周目の1コーナーで再び井土選手がトップに立ち、レースを 決めた。黒澤選手は、その後もペースを上げられず、総合5位でゴールという番狂わせとなった。

 EV-2クラスは、3台のリーフが目まぐるしく順位を入れ替えながら接近戦を繰り広げた。電費と速さの折り合いを探りながら、それでも最終ラップ 直前に渡邉選手が仕掛け、一瞬、2台を引き離すがそれも続かず、最後は金井選手と村田選手の一騎打ちとなった。しかし、最終ラップの最終コーナーで NATSリーフの電池が息切れし、村田選手の大逆転でEV-2クラスは決着した。

quickcharger 前回に続き、今回も、バッテリーをほぼ使い切る非常に激しい戦いが繰り広げられた全日本EVグランプリ。前回の袖ヶ浦に続き今回も、菊水電子工業の移動急速充電により、リーフとi-MiEVはフル充電しての参戦が可能となった。今シーズンは、とうとう残すところ1戦のみとなった。最終戦となる第4戦は、第2戦と同じく袖ヶ浦フォレストレー スウェイで10月30日(日)に開催予定となっている。

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