JEVRAシリーズ最終戦 予選上位はテスラ、リーフと順当ながら!?

JEVRAシリーズ最終戦   予選上位はテスラ、リーフと順当ながら!?

 日本電気自動車レース協会JEVRA)主催の2011 ALL JAPAN EV-GP SERIES第4戦、「全日本袖ヶ浦EV50Kmレース大会」が、10月30日(日)、千葉県・袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催された。

 総勢12台のエントリーを集めた2シーズン目の最終戦。全車両がリチウムイオンバッテリーを搭載し、また、トヨタ技術会が開発したオリジナルマシン「TES-ERA(テセラ)」がシリーズ初のEV-P(レース専用車両)クラスへ出場し、シーズン最終戦を盛り上げる。

 決勝となるこの日、朝方は好天であったものの、予選セッションがスタートするころには、空を薄い雲が覆いちょっと肌寒い一日となった。

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Jevrard4001予選セッションはワンカーアタック。各車1周から2周のアタックラップで、グリッド順を決める。EV-1(モーター出力100kW以上)クラス のテスラ・ロードスター、#9 OUTER PLUS☆TiR☆TESLAの井土智洋選手がダントツの1分17秒133でポールポジションを獲得。EV-1クラスへのエントリーはこの1台のみ。井土 選手はポイントランク1位タイ。完走すればチャンピオン獲得となる。

Jevrard4002EV-2(モーター出力50kW以上100kW未満)クラスの日産リーフは今回5台がエントリー。開幕戦を制し、第2戦クラス2位となった#3エンドレスアドバンリーフ青木孝行選手と、第2戦クラス優勝、第3戦クラス2位の#72 NATSリーフ金井亮忠選手が同ポイントでポイントリーダー。2台のうち前でゴールしたほうが、チャンピオン獲得となる。

 予選2番手は、ひとり25秒台に入る1分25秒974をたたき出したEV-2クラスの金井選手。同じ袖ヶ浦で開催された7月の第2戦での予選トップタイムが1分27秒505であり、気温が下がっていることを差し引いても非常に大きなタイムアップとなった。

Jevrard4003金井選手とチャンピオン争いをしている青木選手も非常にアグレッシブな走りを見せたものの、金井選手にコンマ3秒足りない26秒289で3番グリッドを獲得した。このEV-2クラスの5台のリーフのタイム差は2秒以内に収まった。

Jevrard4004通常なら、このリーフ勢に続いてEV-3(モーター出力50kW未満)クラスの三菱i-MiEVがこれに続くわけだが、今回はリーフとi- MiEVの間に2台の新顔が登場した。一台は前述の#21 TES-ERA EVの硲文彦選手。この車両が、i-MiEVをわずかに上回る1分44秒410で8番手。

Jevrard4005そのTES-ERAの前に1分33秒399とリーフ並みのタイムを出したのが、丹羽和彦選手が駆る、EVコンバートの#39ウェルマー☆ビルズ ☆EVミラ。このコンバートのダイハツ・ミラは繁原製作所が製作した2段変速の減速機を使って、一充電での航続距離市街地321kmを達成し、巡航テスト ではなんと520kmを達成したマシン。減速ギヤは1速のみというEVが多い中、このハイ/ローの切り替えができる2速の減速比をサーキット用に合わせて 来たという。車両スペックも、熱発生の少ないリチウムポリマーバッテリーを容量31kWh搭載。これはリーフよりもバッテリー容量が大きい。

Jevrard4006コンバートEVも、リチウムイオン電池などの入手がしやすくなってきたこともあり、ここ数年、そのレベルも上がってきている。ぜひ期待したいところだ。また、今回も菊水電子工業製の急速充電器Milla-E50が設置され、充電環境は非常に良くなっていた。

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