[編集スタッフブログ] カーポートにも太陽光発電機能を!

 太陽光発電システムに関わるあらゆるものが一堂に集まる、スマートエネルギーWeek2012~太陽電池展が東京ビッグサイトで、2月29日から開催された。

 住宅の屋根に設置されるのはもちろん、全国各地にメガソーラー発電設備建設が計画され、クルマでいうと30プリウスのルーフや、リーフのリアスポイラーに装着されるなど、最近はきわめて身近になりつつある。

 今回注目したのが、カーポート。雨・雪よけ&紫外線対策として設置されるカーポートの屋根部分に、ソーラー発電モジュールを組み込んでいるものがいくつか登場しているのだ。

 話を聞いてみると、住宅屋根への太陽電池モジュールの設置の際、ついでにできないものか、という相談を受けることがあるのだそうだ。やはり、狭い 敷地の中で、できるだけ発電量を増やしたい、となれば、屋根という屋根にモジュールを置いて、面積をできるだけ確保したいというのは誰でもが思うところだ ろう。そこで目に付いたカーポートの上にも置けないか、となるわけである。

 しかし、アルミ角材の支柱で、屋根を乗せただけのカーポートでは、豪雪地帯のモデルでもない限り、発電モジュールを載せるわけにはいかない。なん といっても発電モジュールは、なかなかの重量物で、支持金具に設置架台なども含め、15kg/㎡ほどもあるのだから。そこで登場したのが今回の展示品。

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PV001 太陽電池を強化ガラスでサンドイッチした屋根を採用した、菊川工業のソーラーカーポート。セル間を広めに取ったライトスルータイプで、なんとポー ト屋根の外側半分には、裏でも表でも光を受けて発電できる両面受光セルを採用。つまり、駐車スペースをコンクリート路面にすれば、その反射も獲得しようと いうアイデアだ。このモデルでは5cm角のセルを使用しているが、製品版には主流の6cm角を採用する予定という。最大出力は1.5kW(ソーラーパネル 10枚)ほどという。

PV002天井面だけでなく、湾曲したサイド部分にまで発電素子を配置するカーポートを展示していたのは、フジプレミアム&フジプレ販売。軽量であり、曲面加工もで きる太陽電池モジュールラミネート技術により、屋根部分に曲面を持つカーポートにも対応できることをアピールする。こちらも1.5kWほどの出力が得られ る。

 ほかにも、半透明の有機薄膜太陽電池を採用した日よけ構造のカーポート提案などと、いずれもまだ市販版ということではないが、近いうちに駐車スペースでも発電が可能になるだろう。

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