[編集スタッフブログ] テスラのバッテリー上がり問題にみる EVの電気の使いすぎは要注意!

 私は常にICレコーダーを持ち歩いている。インタビューがあった時のためだが、頻繁に取る時もあれば、全く使わない時もある。カバンの中に入れて持ち歩いていることもあって、時折、カバンの中から声が聞こえていることもある。

 きちんとスイッチを切っておかなかったり、カバンの中で何かとこすれてスイッチが入り、さらに再生ボタンまで押されてしまうことがたまにあるのだ。先日久しぶりに取り出したところ、完全に電池切れになっていた。

 ICレコーダーは乾電池で駆動するが、その乾電池はおろか、内蔵電池まで完全に消耗してしまっていたようで、乾電池を入れ替えたものの、日時設定ができなくなってしまっていて、スイッチを入れるたびにアラートが出て、取材先で使えない、ということになってしまった。

 電化製品で完全に電池がなくなってしまうと、面倒なことも多い、という一例。で、今回は、電化製品にありがちなこんなことがEVでも起こる、という話。

【関連記事】[編集スタッフブログ]体もデカいが、心もデカい男!モンスター田嶋の殿堂入り祝賀会

teslaroadsterテスラのバッテリーが上がってしまって、修理代が3万2000ドルとなったというニュースがネットに上がっている。このバッテリー代の部分、事の詳細については、わからない。

 テスラでは、バッテリー電力残存率は25%以下にならないように指導している。通常の使用下では、7年もしくは16万km走行(で70%の残存) のバッテリー保証がついている。米国ではモニタリングもきちんとされており、問題があるようならユーザーに直接連絡が行っているはず、ということを考えれ ば、この3万ドルもの請求が来たのは、ユーザーにも非があるんだろうなぁ、という感じだ。

 噂だが、国内のEVレースに出ていたレース関係者のテスラロードスターも、無理な走行を繰り返したことによりバッテリー性能が低下。こちらも有償 でバッテリー交換をしているらしい。使い方、管理については、きちんと「使用上の注意」に則って使用しないとね、ということだ。

 問題となるのは「バッテリーが完全に空になったらもう使えなくなるのか」という疑問。実は、リチウムイオンバッテリーの上下20%以上は不可侵領 域、といわれている。電気を貯めることも、電気を使うことでも、このバッテリー容量のマックスレベルもミニマムレベルも使用するのは、劣化を促進させるた め非常にリスクが高い、のである。

 しっかり充電をして「満充電になった」といったところで、実際には、バッテリー容量の80%程度で納まっている、ということもある。国産のEVで も、電欠に近いところまで走っていると、亀のマークが出て走行セーブモードに入るが、そのレベルではなく、さらに電源をオンにしたまま、放置していけば、 完全にカラの状態に陥り、駆動バッテリーに大きなダメージが起きることは、容易に想像できるところだ。その程度がひどい場合は、本当にその後再充電もまま ならなくなるらしい。

 日産にリーフの場合を聞くと、バッテリーの警告が出て電欠状態になっても、バッテリーがダメになるレベルには至っていないという。すぐにチャー ジをすれば問題ない。ただし、電欠になった状態、あるいはそれに近い状態で数ヵ月放置すると、バッテリーのダメージは大きくなると言う。取説に、必ず3ヵ 月に一度はチャージをするように説明されているのはそのためだ。

画像ギャラリー