2012 全日本 袖ヶ浦EV 50kmレース大会 波乱あり! 開幕から今シーズンが楽しみな一戦となる

 穏やかな花見日和になった4月8日(日)の袖ヶ浦フォレストレースウェイ。午前中の予選からの好天が変ることはなく、日が傾いてきた午後3時きっかりにレッドシグナル消灯で、2012シーズンのEVレースシリーズが開幕となった。

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01sunako午前の予選で、初めての袖ヶ浦を、初めてのテスラ・ロードスターで走った砂子選手(右)。昨年のチャンピオンである井土選手(左)とさっそく情報交換。砂子 選手は、シーズンエントリーを決めているだけに、全くのノーマルのテスラが今後どのように速くなっていくのか、も注目したい

 袖ヶ浦フォレストレースウェイ2.436㎞のコースを21周で争う決勝レース。スタートで飛び出したのは、昨シーズンから4戦連続でポールポジ ションを獲得している#1 OUTER PLUS☆TiR☆TESLA(テスラ・ロードスター/EV-1クラス)の井土智洋選手。少し遅れて、#8 TAUS東京自動車大学校TESLA(テスラ・ロードスター/EV-1クラス)砂子塾長選手が追いかける。続いて日産リーフ(EV-2クラス)、MINI E(EV-Cクラス)、三菱i-MiEV(EV-3クラス)らが続く。

02startグリッドには一台だけ、残っている車両があったが、こちらは、小沢コージさんの乗るi-MiEV17号車。なんとキーをONにしていなかった、という失態。ここから挽回することとなったのだが、キーシリンダーの存在に気がつくのに手間取り、残念ながらレースにならず。

 スタート直後から、5台が常に接近戦を繰り広げることとなった日産リーフ勢。リーフ勢トップには、チャンピオン#72 チームNATS・日本自動車大学校リーフの金井亮忠選手。それにぴったりとくっついて離れないのが、#3 エンドレス アドバン リーフの村田信博選手。

 金井選手は、前日の練習走行、そして予選セッションの結果から、決勝にはストリートラジアルタイヤをチョイス。「スタートからゴールまでレースを通しての性能の高さでピックアップ(金井選手)」した。

03leaf一方の村田選手は、路面に食いつき過ぎないように空気圧を高めにしたSタイヤで決勝に臨んでおり、村田選手は「(金井選手に)つっくいて行き勝負となった時にSタイヤの威力を発揮できる。問題はそのスパートをかけるタイミングだ」と決勝前からのレースの組み立ても万全。

 それに続く3台、#7 OUTER PLUS☆TiR☆LEAF(井土佐知子選手)、#10 ZUMMY RF☆GSONIX LEAF(深栖健男選手)、#23 日産LEAF(田中耕介選手)も順位を入れ替えながら、その2台を追っていた。

 レース7周目には2番手の砂子選手が追い上げを企て、いったん井土智洋選手との差を詰めるというシーンも見られたものの、「追い上げたんだけどア ラートが出て、その後はペース戻したんだ。そうしたらその後(速さが)戻ることなくて」ということで、急速にペースを落とすことに。

 レースも後半になってくると、わざとなのか、それとも本気なのか、後ろを見ながら走る作戦を取っていた砂子選手が、3番手争いを繰り広げる日産リーフ勢を抑えた状態で周回を続けることとなった。まさに大混乱。

04traffic砂子選手の前には周回遅れも出現し、それらをかわして行くのだが、熱い3番手争いを繰り広げる直後のリーフたちが、周回遅れの処理で順位がめまぐ るしく入れ替わる。さらには、後ろからトップを快走する井土智洋選手のテスラまでが追いつき、非常に大きな集団が出来上がってしまう。

 テスラの余裕のパワーで、この2位争いの集団を一気にパスする井土選手だったが、前に出た直後にふたたび集団に飲み込まれてしまう。レース前半の ペースが予定より少し上がっていたのか、砂子選手をパスするためにペースを上げすぎてしまったのか、車両モーターがネを上げ、ペースダウンを余儀なくされてしまう。

05finishさらには集団に飲み込まれた際に左リアタイヤがバースト。井土選手の左後方を走行中の村田選手にヒット。村田選手はこの2番手争いから大きく遅れを取ってしまうことに。井土選手はタイヤバーストの車両をなんとか操りながらチェッカーを受け、4連勝を遂げた。

06kikusui菊水電子工業の急速充電器による充電サービス。今回は、50kWモデルだけでなく20kWの中速モデルも登場。チャデモ対応車は各車30分ずつの充電を受け、万充電で決勝を迎えた。

■リザルト■
総合 クラス順位    ドライバー 車名
1位  EV-1クラス1位  井土智洋  OUTER PLUS☆TiR☆TESLA
2位  EV-2クラス1位  金井亮忠  チームNATS・日本自動車大学校リーフ
3位  EV-2クラス2位  深栖健男  ZUMMY RF☆GSONIX LEAF
8位  EV-Cクラス1位  桂 伸一  MINI E
11位  EV-3クラス1位  服部尚貴  三菱i-MiEV

 レースはこの後、5月27日(日)に袖ヶ浦フォレストレースウェイで第2戦。第3戦は9月2日(日)にスポーツランドSUGOで、そして第4戦が 9月30日(日)袖ヶ浦フォレストレースウェイ、最終戦が10月27日(土)~28日(日) 富士スピードウェイで開催予定となっている。

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