[編集スタッフブログ] マツダのデミオEVは、超本気モード!?

 ついにマツダがEVをリリースした。といっても、地元中国地方の地方自治体や法人をメインに、合計約100台をリース販売するというもの。

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DemioEV01デミオをベースにしたEVの話は、以前からあったもの。現在マツダが進めている「ビルディングブロック戦略」は、エンジンの効率改善や車両の軽量 化といった基礎技術を徹底的に磨き上げた上で、減速エネルギー回生やハイブリッドなどの技術を重ねていくという戦略だが、それとは違うところでの登場とな る。中国地方を大事にするマツダとしては、これらへの対応も必要だということだろう。

 なので、今回の登場自体はそれほど驚くことではないのだが、リリースの内容を見る限り、かなり本気モードでやってきた、ということに、ちょっと ビックリ! 100台のリース販売は、最終フリートとみるべき。先行する2台の国産市販EVもきっちり研究しているようで、リモート充電やタイマー充電、 そしてリモートエアコンにも対応。それらをスマホやパソコンで操作できるITサポートシステムも用意する。また100Vの給電システム(最大1500W) をリアトランク下に用意もしている。

DemioEV04ベースとなったデミオと比較すると、車高が少し高く(ベース車に比べ15mm高い1490mm)、車重は190kg重い1180kgとなってい る。外観での違いは、ボディ左側Aピラー下に急速充電リッドを設けている点。そのため、サイドターンランプが通常モデルよりも低い位置となり、LEDドア ミラーウインカーも装着される。ほかにも、フォグランプ非装着でありながらディスチャージヘッドランプ採用。13-SKYACTIV専用のLEDリアコン ビネーションランプ、リアルーフスポイラーレスと、ガソリン車には無い組み合わせの仕様となっている。

DemioEV02デミオEVの心臓部となるモーターは、安川電機製。マツダでは、シリーズハイブリッドのプレマシーハイドロジェンREハイブリッドを発表している が、この車両に搭載されていたのも安川電機のモーターだった。今回のモーター、安川電機のQMET DRIVE(クメットドライブ)は、巻線切替式モーター。一般的にモーターは、低回転/高トルクの低速モーターと、その逆で高回転/低トルクの高速モー ターのどちらかの特性を持たせることとなるが、電子式巻線切替回路とモーター制御技術によって、ひとつのモーターでこの2つのモーター特性、発進時の加速 の良さと高速域での加速の伸びを実現する。また切り替え時のトルク変動もないのも、このモーターのメリットである。

DemioEV03搭載するリチウムイオンバッテリーは、ノートパソコンなどで使われる18-650を使用(テスラと同じ手法)。これをボディ床面およびガソリンタ ンク部分にレイアウト。航続距離はJC08モードで200km。充電は200V普通充電でまったくのカラから8時間、急速充電で80%まで40分となる。

 回生ブレーキは、ブレーキ協調としながら、さらに強い減速をかけることのできるCh(チャージ)スイッチも用意(シフトレバーのODボタンを使用)。Dレンジと、エコドライブモードのEレンジに、ChスイッチのON/OFFで4つの走行モードが選べる。

 さらにマツダはこのデミオEVについて、EVでありながら、Zoom-Zoomな走行性能を実現するとしている。Zoom-ZoomなEV? このクルマに早く乗ってみたい!

 (XaCARレポーター・青山義明)

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