[編集スタッフブログ] アバルト695トリブートフェラーリに乗る

 7月号で「アバルト」特集してみたのですが、いかがだったでしょうか? 日本のワークスチューナーはAMGやMを目指していると言っていますが、クルマの“楽しさ”や“面白さ”を全面にアピールするという意味では、個人的にはアバルトを参考にしたほうがいいと思っています。「走りの質感をプラス」などと言う前に、「クルマは楽しいよ!!」を伝えるほうが先のような気がしています。

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69501そんな中、アバルト695トリブートフェラーリに何日も乗る機会を得ました。すでに完売しているモデル(GOOやカーセンサーを見ると、上物を結構見つけられます)ですが、アバルトのフラッグシップというモデルです。何と言っても、「アバルト」と「フェラーリ」という最強の組み合わせですからね。ちなみに価格は569.5万円とかな~りお高いのですが、これはバッジ代ではなく本気のチューニングのためです。

695021.4Lターボなのに180ps/25.5kgmというパフォーマンス。最近のエコターボとは違う「本気のターボ」(ノーマルモードで普通に走らせていると結構燃費もよかったりする)です。4本出しマフラーから奏でるサウンドも勇ましい。2ペダルMTはシングルクラッチ。普通に乗っているとシフトショックと空走感は確実にありますが、「クラッチのないMT」だと思って、マニュアルモードでアクセルコントロールをしながら乗れば、全然気になりません。ATモードは「渋滞モード」に割り切ったほうがいいでしょうね。

69503_2サスペンションは相当引き締められているものの、やみくもに硬いのではなく「硬いけどアタリは柔らかめ」という印象なので、想像しているよりは快適だったりします。当然ワインディングではギュンギュン走って楽しいのですが、意外に直進安定性も良く、重厚な乗り味だったのにはビックリです。ブレンボブレーキも制動力重視のカックンブレーキではなく、コントロール性も抜群です。

69504このようなパフォーマンスの他に、「クルマと対話しながら乗る」、「クルマの機嫌を感じなら乗る」、「じゃじゃ馬をスムーズの乗りこなす」といったように「機械」ではなく「生き物」と接しているような感じになるのが、一番凄いと思う所です。これもある意味「人馬一体」なのかもしれませんね。
嫌いな人には嫌いだけど好きな人はたまらないクルマ。いい意味で「乗り手を選ぶクルマ」です。確かに値段は高いと思う人が多いと思いますが、「性能を使いきれるフェラーリ」「フェラーリ公認の500」だと考えれば、個人的には値段相応だと思います。僕ですか? マジで欲しいですよ(笑)。

 (XaCAR編集部・山本)

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