【パイクスピーク2012決勝速報】波乱に次ぐ波乱!長い一日となった決勝日!!

 第90回となる2012パイクスピークヒルクライムレースが、8月12日の午前9時(日本時間13日午前0時)にスタートした。まずスタートとなる二輪部門は順調に進み、今回はレースが早く終わるのではないかと思われた。

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final001四輪部門は、アンリミテッドクラス、エキシビジョンクラス。続いて、ヴィンテージ・オート・モービル・ディビジョン、エレクトリッククラス、パイクスピークオープンと続く。

 合計7台が出走するアンリミテッドクラスでは、優勝候補の2台、ジェーン‐フィリッぺ・デイラウト(ダチア・ダスター)とポール・ダレンバック(PVA-03)が相次いでコースアウトするなど、優勝候補が次々に落脱すると言う、誰も想像しなかった展開。結果、このアンリミテッドクラスでは5台が完走できずに終わる。

 パイクスピークは1本道のタイムアタック競技のため、コースアウトなどの処理に時間がかかり、四輪が走行を開始して1時間ようやくエキシビジョンクラスの走行がスタートし、予想していたよりも時間がかかり始める。続くヴィンテージ~クラスは大きな波乱はなかったが、エレクトリッククラスの最初のスタートとなる田嶋信博選手がなかなか出走の列に並べず、ここでさらに時間が押し始める。

 無事にスタートを切った田嶋選手だが、エレクトリッククラスはもちろん総合優勝候補であるこのモンスタースポーツ・パイクスピーク・スペシャルは、マシントラブルのため走行をリタイヤ! 田嶋選手の出走を待っている間に、冷却用の氷が溶け出して奴田原文雄選手(TMG EV P002)が出走順を繰り下げられたり、バタバタは続く。

 さらにはEVクラス走行中に降り出したヒョウ混じりの雨が、勢いを増し、タイムアタッククラスの途中で中断。いったんは競技区間を短縮したボトムセクションのみでの競技続行も示唆されたが、最終的には決勝走行は終了。オープンホイール、スーパーストックカークラスの全車およびタイムアタッククラスの一部は決勝に出場することなくレースを終えた。

final002注目のEVクラスでは田嶋選手を除く6台が完走。奴田原選手が10分15秒380のタイムでクラス優勝(総合6位)、2位には増岡選手が10分30秒850でクラス2位(総合8位)に入った。そしてクラス3位にはフォーミュラ600のボディを使ったオリジナルEV、「HCE Lightning XP12」を操るエリアス・アンダーソン選手が入った。

final003そして「山の男」は、アンリミテッドクラスではなく、タイムアタッククラスで出場したリース・ミレン(ヒュンダイ/ジェネシスクーペ)が9分46秒164でこれをものにした。

 (文・写真:青山義明)

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