[編集スタッフブログ] えっ、すでに始まっている? パイクスピーク2013に向けた戦い

 パイクスピーク2012から2ヵ月となる10月8日、塙郁夫選手とその参戦レースマシンHER-02が東京・お台場にあるMEGAWEBでの凱旋走行を披露してくれました。

【関連記事】[編集スタッフブログ]体もデカいが、心もデカい男!モンスター田嶋の殿堂入り祝賀会

ppihc001今月はすべての週末がこのHER-02のデモランの予定で埋まっている塙選手ですが、そんな多忙な中、そのHER-02の心臓部であるモーターを提供しているACプロパルジョン社との打ち合わせを進めているということです。このAC社の新たなモーターによって、車両のすべてが変更になる可能性もあるということです。

 モンスター田嶋こと田嶋信博選手も「あと9ヵ月しかない」と発言、継続参戦を続けている面々にとっては、もう、2013年に向けた戦いがスタートしているのです。

ppihc002そんな中、またしてもパイクスにまつわるニュースが飛び出しました。アメリカのレースファミリー、アンサー家が2013年のパイクスに向けて準備を進めている、というのです。今年の初めにも同様のニュースが流れたのですが、いつの間にかエントリーは取りやめになっていました。

 インディ500に次ぐ長い歴史を持つパイクスピークインターナショナルヒルクライム。今でこそ、ミレン家vsモンスター田嶋、みたいな感じになっていますが、パイクスピークはその昔「アンサー山」と呼ばれるほど、アンサー家はよく知られていました。1926年(なんと大正15年!)に、ルイスとジェリー、ジョーのアンサー3兄弟が参戦を開始。1934年のルイス・アンサーの勝利を皮切りに、数多くのクラス優勝を遂げています。家族で参戦しているパイクスファミリーの中でも、ダントツの参加人数です。

ppihc003インディ500で3度の優勝経験のあるボビー・アンサー(ルイスの甥)は13勝を上げています。そのボビーの4人の子供のうちの次女と次男であるロビー・アンサーとジェリ・アンサーが、パイクスに挑むというのです。ちなみに、インディ500で4度の優勝をした名ドライバー、アル・アンサーはこの兄妹にとって叔父にあたり、インディジャパンで来日したことのあるアル・アンサーJr.はいとことなります。

 ロビーはインディ500にも参戦経験を持ち、パイクスピークは、オープンホイールやストックカー、トラックなどさまざまなカテゴリーで参戦し、9度の勝利を収めています。ジェリはアンサー家12人目にして最初の女性ドライバーとして、1998年にパイクスピークにチャレンジ。その年のルーキー賞の後、2003年ER3に乗って、前年のEV記録を45秒上回る14分33秒12の記録(2010年に塙選手に破られるまでのEVレコード)で、アンサー家に38個目のパイクスピークの勝利をもたらしています。

 アンサー家は、この2人体制で、来年のパイクスピークEVクラスにチャレンジするようです。EVクラスはさらに盛り上がること間違いなし、ですね。日本からの更なる参戦発表が待ち遠しいです。2013年のパイクスピークは6月30日が決勝となります!

 (XaCARレポーター・青山義明)

画像ギャラリー