トヨタ東京自動車大学校と言えば、これまでも2010年と2011年の東京オートサロンでトヨタ・スポーツ800をベースにしたEVを製作し出展してきました。そして今年、東京オートサロン2013でも、名車コンバートEVを出展していました。
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今回登場したのは、トヨタ2000GT。昨年の同会場ではソーラーパネルを搭載したトヨタ2000GTSEV(トヨタ自動車同好会)がありましたが、こちらはあくまでも学生の作品、ということです。
ボディとフレームが別々に展示されているのですが、ボディ側は、ボデークラフト科がレストアをしたもの。千葉トヨペットが持っていた1968年式トヨタ2000GTのオリジナルの塗膜をはがし、錆止めを行ないパテ修正をした上で、純正カラー「ペガサスホワイト」の水性塗料とクリアで塗装をし、仕上げ磨きをしたもの。
そしてフレーム側が、ハイブリッドEV科の学生の手でEVコンバートされたというもの。フレームに合わせてモーター&バッテリーの設置設計をし、エンジンをおろしてバッテリーは前後にバランスよく搭載。モーターはフレームの中心部に搭載しています。搭載したモーターはUQM社のPowerPhase145(145kW/400Nm)、搭載するリチウムイオンのバッテリー容量は12kWh。一充電の走行距離は約120㎞。急速充電に対応(5分で容量の80%までの充電が可能)、としています。
実際に走行はするものの、レースなどへの参戦は考えていないとのことです。残念ですねぇ。トヨタ2000GTのEVが何台も走る姿を見てみたいんですけど。
(XaCARレポーター・青山義明)