[編集スタッフブログ] インホイールモーターをオンボード?
オートモーティブワールド2013(国際カーエレクトロニクス技術展/EV.HEV駆動システム技術展/クルマのITソリューション展/クルマの軽量化技術展)で、SIM-Driveが試作3号車となるSIM-WILとともに展示していたのが、シトロエンDS3 エレクトラムです。
オートモーティブワールド2013(国際カーエレクトロニクス技術展/EV.HEV駆動システム技術展/クルマのITソリューション展/クルマの軽量化技術展)で、SIM-Driveが試作3号車となるSIM-WILとともに展示していたのが、シトロエンDS3 エレクトラムです。
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で、話は戻ってSIM-Driveです。SIM-Driveと言えば、インホイールモーターを使ったEVを試作している会社です。ですから、この実車もインホイールモーターを採用、と思いきや、これがオンボードだというのです。
どういった経緯でこの製作に至ったのかを聞いたところ、この車両は、SIM-Driveの持つコンポーネンツをコンバートEVという形で移植できるか、という課題を確認するために作られたということです。SIM-Drive参加機関であるPSAに協力依頼をして、提供された車両がこのシトロエンDS3というわけです。
このコンバートに際し、ベース車両の室内空間など一切犠牲にせずにEV化する、というテーマがあり、SIM-Driveの車両に使われているインホイールモーターを、あえてシャシー側に搭載。しかし減速ギヤを介さず直接駆動するので、基本的にSIM-Driveの他の車両と大きな変更をせずに搭載ができたということです。
バッテリーは、後席下側のガソリンタンクがあった部分や、フロントボンネット内を使用して搭載しています。バッテリー容量は17.5kWhで、1充電当たりの航続可能距離は154㎞(JC08モード)。1年ほど前に完成し、すでに国内でナンバー取得をしているそうです。XaCARでも、ぜひ一度体験してみたいですね。
(XaCARレポーター・青山義明)