[編集スタッフブログ] クロネコ電動トラックが実証実験スタート!

 3月1日、ヤマト運輸、トヨタ自動車、日野自動車の3社による、電動小型トラックの走行実証の記者会見が行われ、実証試験に使われるトラックがお披露目されました。

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kuroneko01発表会に列席したのは、(写真左から)日野自動車遠藤真専務取締役、ヤマト運輸芦原隆執行役員、トヨタ自動車小木曽聡常務理事。

kuroneko02この運行に使われる車両は、日野自動車が開発した1トン積の超低床EVトラック。車両センター部分に容量28kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、フロントにモーターを置いたFF駆動の専用車両。つまりブランニューの新設計の車両です。モノリーフやチューブ型フレームを採用し軽量化も進めた車両になっています。

kuroneko03これにより超低床荷台を実現。荷台の床面地上高は440mmと従来車(同860mm)に比べ約半分近くまで下げたことで、業務の効率化も図ることができる。実際に利用シーンのデモンストレーションも公開されたが、荷台への乗り込みはもちろん、台車へ直接荷物の受け渡しも可能となる。

 冷凍・冷蔵庫を荷室内に設けたヤマト運輸のクール宅急便用のトラックとなり、来年の2月までの1年間、東京の板橋区および町田市のヤマト宅急便センターでの運行となります。使用想定は軒先集配というワンマンでの配送ではなく、チーム集配方式。これは、あらかじめ決められた時間と場所に集配車が赴き、そこで待機しているスタッフと合流して台車や自転車で荷物を配達する。方式。これにより1日20~30㎞という近距離での走行です。

kuroneko04荷室内はドライ室/冷凍室/冷蔵室の3つに分けられ、ゲート側には台車を置くスペースや、伝票などを記入することのできるちょっとした台も備わる。

kuroneko05荷室パネル運転席側に設けられた充電口は、急速充電口と普通充電口の2つの充電方式に対応。上部は、冷凍・冷蔵庫をあらかじめ冷やしておくためのスタンバイユニットの電源口。

 この車両のチーフエンジニアである日野自動車車両企画部研究・先行トラック担当大沢洋さんは、商用車は専用の急速充電器をもって、ちょこちょこ充電したほうがいいと考えており「商用車は多頻度充電が必要である」という。それにより、バッテリーの小型化、車両の軽量化が実現するとしている。今回は28kWhほどバッテリーを積んでいるが、使用状況によっては、もっとバッテリーを減らすことも考えられるのかもしれない。

kuroneko06最低地上高は空荷状態で140mmとちょっと低め。

 主要諸元
全長×全幅×全高 4695×1830×2600mm
荷台内寸 2980×1685×2100mm
車両重量 2690㎏
最大積載量 1000㎏
■モーター
最高出力 70kW
最大トルク 280Nm
■バッテリー
容量 28kWh
電圧 350V
最高速度 60㎞/h(リミッター制御)
充電時間 8時間(200V)/45分(CHAdeMO急速充電50kW・80%まで)

 (XaCAR編集部)

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