日独最上級サルーン乗り比べ~メルセデス・ベンツS550/BMW アクティブハイブリッド7/レクサス LS600hL (2/2ページ)

STAGE2 後席お嬢様目線で「快適度」を比較試乗
BMWには不利な条件あり。LSがもつ“和”を再確認

メルセデス・ベンツS550/BMW アクティブハイブリッド7/レクサス LS600hL リアイメージ画像どんなに高価でも、どんなにエンジンパワーが凄くても、高級サルーンの本当の価値は、リアシートの居心地のよさに集約される。

 まずはレクサスLS600hLのドアを開けてみる。なかなか重厚で、高級ホテルのような趣だ。ふっくらとした本革シートは座りやすく、肌触りも心地よい。頭上空間は広すぎず、タイトすぎない絶妙さで、逆に足もとはストレッチボディならではの余裕を誇る。さすがに飛行機のファーストクラスとまではいかないが、どんな体勢でもボタンひとつで操作OK。マッサージ機能も天国気分だ。

 次はドイツ代表その1のBMWアクティブハイブリッド7。試乗車の都合で、今回はこれだけロングボディではないのは大きなハンデだった。乗り込んだ第一印象は応接室。まさに背筋を伸ばして、ビジネスライクな商談に臨む雰囲気が満点。もちろんレザーシートだが、リクライニングもオットマン機能もなく、リアエンタメなどの操作もダイヤル式だったのは質実剛健そのものだ。

 最後にS550に乗ってみる。モダンテイストのレクサスに比べると、メルセデスのインテリアにはどこかクラシックな匂いがある。さらに世界初のホットストーンマッサージ機能が備わり、とどめはシートの後方にある冷蔵庫でシャンパン2本がスタンバイ。

 今回、特別な気分を演出してくれるという意味ではメルセデスの圧勝。ただしLS600hLがもつ“和”のプレミアム感も捨て難い。

  

なにからなにまで贅の極み

メルセデス・ベンツS550 インテリア画像ファーストクラスパッケージを選択すると後席も左右独立シートとなり、ウッドテーブルとクーリングボックス(冷蔵庫)も追加される。Sクラスのインテリアは革の色合いや照明(色を変更できる)、フレグラス機能付きのエアコンなど、色気ムンムン。なおホットストーンマッサージ機能は世界初採用。6タイプのマッサージから選択すると、すぐに背中を中心にじんわりと温かくなってくる。

くつろぎ感よりはしっかり感

BMW アクティブハイブリッド7 リアシート画像今回は唯一標準ボディだったハンデはやむを得ないところ。それでも普通に考えれば十分で、各種装備も揃う。シートは硬めの作りで、ホールド性も良好。なおAH7には後席専用のiDriveを装備。左右の席にひとつずつ9.2インチのディスプレイがあり、オーディオや映像などが楽しめるのはもちろんのこと、カーナビにもアクセス可能。ちなみにオーディオは高級ブランドのバング&オルフセン製。

落ち着きがあって居心地◎

レクサス LS600hL リヤシート画像木目パネルの色味や嫌みのない高級感はLSがもつ最大の魅力。マッサージ機能は日本人の体型に合うのか、Sクラスより心地いい。リモコンの置き場もしっかり用意されているし、細かな気配りも至れり尽くせり。このあたりは日本車ならではだ。なおLSには6種類のオーナメントパネルに、メローホワイトやトパーズブラウンなど7種類のインテリアカラーが設定されている。

諸元表
車名 --- --- ---
グレード --- --- ---
全長×全幅×全高 (mm) ---×---×--- ---×---×--- ---×---×---
ホイールベース (mm) --- --- ---
トレッド 前/後 (mm) ---/--- ---/--- ---/---
車両重量 (kg) --- --- ---
パワーユニットタイプ --- --- ---
排気量 (cc) --- --- ---
最高出力 (kW[ps]/rpm) --- --- ---
最大トルク (Nm[kg-m]/rpm) --- --- ---
駆動方式 --- --- ---
トランスミッション
サスペンション 前/後 ---/--- ---/--- ---/---
ブレーキ 前/後 ---/--- ---/--- ---/---
タイヤサイズ 前/後 ---/--- ---/--- ---/---
JC08モード燃費 (km/L) --- --- ---
価格 (万円・税込) --- --- ---

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