ゴルフRとゴルフGTI。究極の選択のポイントは?

フォルクスワーゲン・ゴルフ 走り画像

フォルクスワーゲン・ゴルフ エンジン画像
基本的にエンジンは同じだが、チューニングによってRは60ps/30N・mのスペックアップを実現。また、Rはセカンドラジエータなど冷却用パーツを追加

 フォルクスワーゲン・ゴルフは、IV時代に始まったR32の流れを踏襲するトップグレードがゴルフRだ。

 エンジンは、先代モデルよりGTIと同様の2L直4直噴ターボを搭載。だが、ピストンやシリンダーヘッド、さらにはターボチャージャーを進化させ、ついにゴルフ史上最高出力となる280ps/5100-6100rpmを達成した。これだけの高出力に対応するため、シャーシには第5世代に進化したハルデックスカップリングを採用する4モーション(4WD)が搭載された。足まわりは標準モデルよりも20mmダウンした専用スポーツサスペンションを採用。スペックだけ見ても、同じエンジンを積むGTIと比べ、ゴルフRがいかに高性能化されているかがわかるはずだ。

 そんなRの実力をGTIと比較検証みた。舞台は、チェーン規制が解除されたばかりで、外気温は頂上付近で氷点下になるほどの悪条件だった箱根ターンパイクだ。

 Rはそんな状況に屈することなく、280psをあますことなく路面に伝えながら、強烈なトラクションで発進する。これぞ4WD化の恩恵だろう。進化した第5世代のハルデックスカップリングは、スムースにリヤへと駆動を配分し、何事もなかったかのようにトラクションを重ねていくさまは好感触だった。

 対するGTIは同条件でやや荒々しさが感じられる。発進加速ではフロントのトラクションが瞬間的にぬけ、スタビリティコントロールが介入。60psもパワーが少ないが、逆に元気よく感じられてしまうほど空転が目立つ。

 それでも、軽快さという点においてはGTIに軍配が上がる。Rよりも110kgも軽いGTIは、ノーズの軽やかさは明らかに一枚上手。タイトターンでもスッと向きを変え、立ち上がりもじつにスムースだ。一方のゴルフRはそれとはまるで異なる乗り味。4輪がドッシリと安定しており、対角ロールも少なくリヤを絶対に破綻させないような動きを展開する。ストッピングパワーも確実なものとなっている。

 悪条件の路面ではGTIの荒さが目立ち、Rがもつ安定感抜群の走行性能を証明する結果となった。

諸元表
車名 --- ---
グレード --- ---
全長×全幅×全高 (mm) ---×---×--- ---×---×---
ホイールベース (mm) --- ---
トレッド 前/後 (mm) ---/--- ---/---
車両重量 (kg) --- ---
パワーユニットタイプ --- ---
排気量 (cc) --- ---
最高出力 (kW[ps]/rpm) --- ---
最大トルク (Nm[kg-m]/rpm) --- ---
駆動方式 --- ---
トランスミッション
サスペンション 前/後 ---/--- ---/---
ブレーキ 前/後 ---/--- ---/---
タイヤサイズ 前/後 ---/--- ---/---
JC08モード燃費 (km/L) --- ---
価格 (万円・税込) --- ---

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