パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2014 EVクラスを三菱チームが制す!
TEXT: WEB CARTOP編集部
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三菱自動車がパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦を開始したのは2012年のこと。それから3年目、ようやく三菱チームが優勝を果たした。
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今年三菱チームが参戦したのはエレクトリックモディファイクラス。これまでEVは1クラスにまとめられていたが、今年は市販車クラスと改造クラスに分けられた形だ。
三菱チームは、参戦初年度となる2003年は市販車の「Mitsubishi i(三菱アイ・ミーブの米国版)」とプロトモデルとなる「i-MiEV Evolution」で戦っていたが、昨年からプロト2台での参戦に切り替えている。増岡浩選手はドライバーと監督を兼任して参戦を続けている。また、昨年から米国人ドライバーのグレッグ・トレーシー選手がチームに加わっている。
今回エレクトリックモディファイクラス優勝を果たしたのが、グレッグ・トレーシー選手。タイムは9分08秒188。総合優勝を果たしたロメイン・デュマ選手にわずか3秒足りず、という総合優勝も狙える位置であった。
トレーシー選手は「MiEV Evolution IIIは問題なかった。攻め込んでもシステムがそれに見合った走りを実現してくれた。このシステムS-AWCはとても素晴らしい出来だと思うよ。総合優勝にすごく近タイムだったことは、すごくうれしい」とコメント。
そして増岡浩選手は9分12秒204でトレーシー選手に続くクラス2位(総合3位)を獲得。クラス1-2を獲得した。増岡選手のマシンは、若干タイヤの内圧が高くなっていたようでトラクション不足に悩まされながら走行を続けてのフィニッシュであった。