全日本学生フォーミュラ大会に向け、3支部合同試走会開催

全日本学生フォーミュラ大会に向け、3支部合同試走会開催

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学生フォーミュラ合同試走会 8月4日~6日に富士スピードウェイのP1およびP2駐車場を舞台に学生フォーミュラの本大会前に3支部合同試走会が行なわれた。これは9月2日~6日に開催される第12回全日本学生フォーミュラ大会に向けた事前の試走会。今年の大会には国内外から過去最多の96チームがエントリーしており、盛り上がりを見せていた。

学生フォーミュラ合同試走会 学生フォーミュラとは、学生自らが製作した車両で走行やデザインコンペティションを行う”ものづくり”競技会。学生に「ものづくり育成の場」を提供するということで、公益社団法人自動車技術会が2003年から始まった。
1981年にアメリカで始まった学生フォーミュラにならい、制作されるマシンは基本的にはFormula SAE Seriesのレギュレーションに準じている。そのため、今回の第12回大会には、海外からの参戦も10校以上に上り、東海大学は今年の国内大会終了後にオーストラリアでの大会に出場する予定である。

 マシンは、ホイールベース1525mm以上、ホイールは8インチ以上。ICV部門では4サイクル610cc以下のエンジンを搭載。昨年は初めて設立された EVクラスでは最大公称作動電圧は600VDCというようなレギュレーションとなる。しかし、トップカテゴリーのレースマシンのようにレギュレー ションがギチギチになっているわけではないので、学生の自由な発想の下、マシン作りにも独創的なアイデアを活かすこともできる。

学生フォーミュラ合同試走会 大学や自動車大学校などの学生らが自ら作り上げたフォーミュラマシンで、タイムアタック競技等を行なうクルマとしての競技(車検および動的審査)以外にも、プレゼンテーションであったり、コストであったり静的な部分も審査対象となる。

 この日富士スピードウェイに集まったのは国内30数校。直前でエントリーを取りやめたり、早めに引き上げるチームあり、この場でマシンを組み上げるチームありと、それぞれ状況は異なっている。マシンも完全にできあがっているようなものから、まだまだ走りそうにもないチームまで実にさまざまだった。

  

 そうはいいつつも、学生フォーミュラの世界には、トレンドがあるようで、関係者に話を聞くと、単気筒エンジンと大きなエアロが現在のトレンドだということだ。

 この事前試走会では、車検および動的審査の要件部分の事前チェック。車検、ブレーキテスト、スキッドパッドでのハンドリング試走、アクセラレーション(直線加速性能)。さらには、本番コースに似せたエンデュランスコースでのタイムアタックを行なっていた。

学生フォーミュラ合同試走会
静岡理工科大学
エンジン:スズキLT-R450(40ps/3.8kgf)+スーパーチャージャー トランスミッション:マニュアル サスペンション:ダブルウイッシュボーン タイヤ&ホイール:Hoosier20.5/6.0-13/RAYS TE37

 走行2日目のエンデュランスでの最速タイムを出したのは、#42静岡理工科大学、2番手は#45千葉大学、3番手に#5京都工芸繊維大学となった。実際に本戦に近いコースでの走行によってマシンの問題点や不具合を見つけて、1カ月後の本戦に向けて最後の仕上げに取り掛かることとなる。

 本戦となる学生フォーミュラ大会は、9月2日(火)から6日(土)の5日間、静岡県の袋井市と掛川市にまたがる小笠山にあるエコパ(小笠山総合運動公園)で行われる。

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