日産初のFR(フロントモーター&後輪駆動)EVが市販間近?

【関連記事】ノートの「純ガソリン車」廃止で乗り替え客が発生! それでも「マーチ」が売れないワケ東京ビッグサイトで9月17日~19日に開催されている「フードシステムソリューション」。これは、学校給食、病院・福祉食の調理機器・技術 ・資材が集まる展示会だ。
ここに日産自動車がブースを展開。電気自動車商用車2台、e-NT400conceptとe-NV200を展示していた。
e-NT400conceptは、日産の小型トラックのアトラスF24をベースにリーフのユニットを投入した電気商用車。バッテリー容量は24kWh、EM61モーターを搭載。リーフと同容量バッテリー、同型モーターということになる。
2011年の東京トラックショーでお披露目され、それ以降実用化に向け開発がすすめられてきた。2013年からは日本郵便、ユーコープ、みやぎ生協、そして富山市等で公道での実証実験を行ってきている。
今回は、このe-NT400が学校給食や病院への給食配送用に使用できるのではという提案。学校給食は、給食センターから地域の学校へ配送する。1日のルートは30km程度という。
そこで、このe-NT400ならば、電気自動車ゆえ排気音やエンジンノイズもないため、授業中の子どもたちへの集中を妨げることがないというメリットがある。多くが避難場所に指定されている学校で、また万が一の時に、このトラックからの給電が可能というメリットもあると強調してる。

e-NT400conceptは、2011年の発表当初は搭載バッテリーを増し積みし航続距離100kmを謳っていたが、このモデルでは航続距離62km(JC08モード)という。ほぼ最終スペックのようだ。
e-NV200の市販化で好調に台数を伸ばすことができたなら、市販化も近くなるだろう。ちなみに、リーフもe-NV200も前輪駆動だが、e-NT400はこの前輪駆動用のモーターを回転させて縦置きしプロペラシャフトを介して後輪で駆動する。これが市販化されれば日産としてはハイパーミニに続くリア駆動EVであり、日産初のフロントモーター&リア駆動(FR?)EVになる!
諸元表 | |
---|---|
車名 | --- |
グレード | --- |
全長×全幅×全高 (mm) | ---×---×--- |
ホイールベース (mm) | --- |
トレッド 前/後 (mm) | ---/--- |
車両重量 (kg) | --- |
パワーユニットタイプ | --- |
排気量 (cc) | --- |
最高出力 (kW[ps]/rpm) | --- |
最大トルク (Nm[kg-m]/rpm) | --- |
駆動方式 | --- |
トランスミッション | 速 |
サスペンション 前/後 | ---/--- |
ブレーキ 前/後 | ---/--- |
タイヤサイズ 前/後 | ---/--- |
JC08モード燃費 (km/L) | --- |
価格 (万円・税込) | --- |