マツダ・ディーラーがレクサス化

現在マツダ・ディーラーは、マツダ系(マツダ店/マツダアンフィニ店)とマツダオートザム店で構成されている。ともにブルーのMAZDAのロゴを掲げる販売店で、その拠点数は2012年末時点で国内1053店舗(マツダ&マツダアンフィニ 823店/マツダオートザム230店)を数える。

マツダの販売店といえば、かつての5チャンネル化を思い出す人も多いだろう。この販売ネットワークは、1988年に始まった「MI(マツダイノベーション)計画」により1989年に展開。複雑な車種構成、店舗拡大など、マツダの経営を悪化させた要因となってしまった。

1989年末の時点で、展開されていた店舗数は、マツダ 835店/マツダオート 775店/オートザム 730店/ユーノス 144店/オートラマ 290店。合計2774店(アンフィニ店はマツダオート店だった)。
この3年後、1992年1月にはマツダ史上最多の3062店舗(マツダ 819店/アンフィニ 755店/オートザム 918店/ユーノス 230店/オートラマ 340店)を展開。これをピークに縮小していく。
1995年にユーノス店はアンフィニ店を中心に統合、1997年にはオートラマ店はフォード店に名を改め1999年には消滅。1999年末には一時の約半分の1662店舗まで減少した。ここ10年は店舗数の縮小傾向は収まりながらも1000店ほどまで落ち込んできた。

そんなディーラーの縮小傾向に対し、現在のマツダはスカイアクティブ技術を採用した魅力的な車種展開を行い、快走を続けている。今期は売上高、営業利益ともに最高益となった。

東北マツダ長町店 外観画像
マツダの新世代店舗第一号となったのが、この東北マツダ長町店(宮城県仙台市)
東北マツダ 長町店 (〒982-0023 宮城県仙台市太白区鹿野3-15-43 TEL:022-304-4533)
営業時間: 10:00~18:00 火曜定休


東北マツダ長町店 外観画像2
つまり、販売の現場とマツダの業績は少し見合っていない、ともいえる。
そこでマツダは、今回新しいコンセプトを採り入れた「新世代店舗」を展開することとした。その店舗を監修するのは、マツダの「デザイン本部」。 商品開発の場と販売の場が統一感を持って、よりマツダ車の魅力を演出できる環境が整うということだろう。

東北マツダ長町店 店内画像その新世代店舗のデザインコンセプトは、「品格あるたたずまい」、「惹きつける力」、「クルマを美しく魅せる」、「居心地のよいしつらえ」という。黒を基調とした店舗となっており、床にはツヤ無しワックスを掛けたウッドを使用。
車両展示部分には、黒い床材を使用して走行シーンをイメージさせる展示となる。車両はゆったりと配置され、店内に置かれたインテリア家具もイメージに合うものを選択。居心地の良い空間となっている。

東北マツダ長町店 店内画像2マツダは、今後この新世代店舗を段階的に増やしていく計画だという。写真の東北マツダ長町店(宮城県仙台市)以外に、神戸マツダ灘店(兵庫県神戸市)、福島マツダ太平寺店(福島県福島市)の3店舗がすでにオープンしており、さらに今年度中に、10数店舗をオープンさせる計画である。

この新世代店舗の名称はそのまま「新世代店舗」というらしい。店舗の高品質化は、ブランドイメージを高めることになるだろう。