【ムービー】ホンダ歴代2輪レーサーの激走!

【ムービー】ホンダ歴代2輪レーサーの激走!

 9月17日(水)に一般公開されたホンダコレクションホールの動態保存。その往年のレーシングマシンの実際の走り、そしてそのエキゾーストを、ここで紹介したいと思う。

 元GPライダーでこの動態保存を担当する宮城光さんのライドで、2輪レーサー6台が走行した。

RC142(1959年)1959_RC142

RC142マン島TTレースに参戦したRC142。1959年のこのレース、本田宗一郎がマン島出場宣言から5年、ホンダ初だけでなく日本メーカー初の参戦であった。このRC142は125cc2気筒DOHC4バルブエンジンを搭載。持ち込んだ車両はRC141であったが、その2バルブエンジンを現地で4バルブ化したためRC142という車両名にして125クラスに参戦することとなった。決勝レースでは、ホンダから出場した3台がそれぞれ6位、7位、11位に入っている。最高位の6位に入った谷口尚己は日本人初の世界GP入賞ライダーとなった。また、RC141のまま出場したもう一台も8位でゴールしている。

CB750RACER(1970年)1970_CB750RACER

CB750RACERアメリカ・フロリダ州デイトナビーチにあるデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されているデイトナ200マイルレース。ホンダは1970年にこのレースに初出場。その後、1973年に参戦したのがこのCB750レーサー。ドリームCB750フォア(市販車)をベースに、最高出力90ps以上、最高速度250km/hというスペックを持つ。フロントダブルディスクブレーキ、燃料タンクには給油用クイックフィラーを装備。そして、赤、白、青のトリコロールカラー(ホンダ初)のカウルを装着。レースは6位フィニッシュ。ライダーは隅谷守男選手で、日本人初のデイトナ入賞となった。

NS500(1984年)1984_NS500

NS5001984年のロードレース世界選手権に、V型4気筒のNSR500と並行して使用されたのが、この水冷2サイクル112度V型3気筒ピストンリードバルブのNS500。この年のホンダの主力マシンとして登場したNSR500の性能が安定せず、前年タイトルを獲得して熟成しているNS500を再投入した。この2車をコースによって使い分けられ、NS500は第5戦、第6戦、第7戦、第9戦で優勝。フレディ・スペンサーとランディ・マモラがそれぞれ2勝を挙げた。ライバルの4気筒モデルほどパワーは得られないこともあり、翌年からV4のNSR500に統一される。この車両はスペンサーの使用したマシン。

  

RVF750(1991年)1991_RVF750

RVF750ワイン・ガードナーとミック・ドゥーハンのWGPライダー・ペアを起用して臨んだ1991年の鈴鹿8時間耐久レースに出場したOKIホンダ・レーシングチームのRVF750。その前年に、同じガードナー&ドゥーハンの組み合わせで参戦したものの決勝で燃料系トラブルによりリタイアしたこともあり、この1991年のRVF750にはリザーバーコックやガソリン容量が確認できる覗き窓を給油口に備えた燃料タンクといった対策が取られていた。そして、前年同様予選から速さを見せつけ、予選トップ(同じRVF750で上位3位を独占)、そして決勝も192周を走行して完全制覇した。

NSR500(1997年)1997_NSR500

NSR500ロードレース世界選手権で、全15戦全戦全勝を成し遂げた1997年式のNSR500。ミック・ドゥーハンが12勝を挙げ、4年連続でタイトルを獲得。そしてアレックス・クリビーレがスペインとオーストラリアで2勝、そして岡田忠之がインディアナポリスで1勝という内訳。さらに、その15戦のうちの9戦はNSRが表彰台を独占するというものだった。この15連勝を皮切りに、ホンダの連勝記録は22まで伸ばすこととなる。ドゥーハンのマシンは、それまでの不等間隔位相同爆エンジン(ビッグバン)をやめ等間隔爆発エンジン(スクリーマー)を選択。クリビーレと岡田のマシンはビッグバンエンジンのままだった。

NSR250(2001年)2001_NSR250

NSR2502001年のロードレース世界選手権250ccクラスを制したのがこのチーム・テレフォニカ・モビスター・ホンダ・グレシーニのNSR250。この年のWGP250にはアプリリアのエース原田哲也も参戦するが、世界選手権フル参戦2年目の加藤大治郎がこのNSR250を駆り、開幕から4連勝、最終的には全16戦中11勝の年間最多優勝記録で日本人によるライダーズ&マニュファクチャラーズタイトルの2冠を達成する。これはその加藤大治郎のマシンだが、彼の死後、このゼッケン74は永久欠番となっている。1986年から続けられた250ccクラスのホンダワークスレーサーの活動最終年のモデルでもある。

FW11これらのGPマシンのほか、先に掲載した往年のホンダF1マシンも含め、ホンダコレクションホールの展示物は動態保存としている。
F1の記事はコチラ>>>>第2期ホンダF1のエキゾースト
その思いや内容をホンダの原点ライブラリーブロックの村上誠二さんに語ってもらおう。
ホンダコレクションホールHP

  

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