首都高・中央環状線は進行方向が逆の右側通行 (1/2ページ)

首都高・中央環状線は進行方向が逆の右側通行
首都高速 中央環状線
首都高速 中央環状線

首都高速・中央環状線のトンネル長は世界一

 西日本からの交通の要である東名高速や中央道、北日本への大動脈の東北道や常磐道は、首都高速・都心環状線を通らないと相互通行はできなかった。
つまり、構造的に首都高速・都心環状線(C1)に交通集中するようになっている。その結果、慢性的な渋滞が問題となる。
そのような構造を改善するため、圏央道や外環道といった東京都を中心に環状線が建設されている。
しかし、その2路線は全通してないため、まだまだ都心環状線に頼らざるを得なかったのである。
首都高・中央環状線も、慢性的な渋滞緩和のために計画された路線で、湾岸線葛西JCT(ジャンクション)から堀切JCT、板橋JCTを介して最終的に湾岸線大井JCTに接続して完成することになる。
すでに、平成19年11月に熊野町JCT〜西新宿JCTが完成。さらに平成22年3月には西新宿JCT〜大橋JCTが開通した。残すところは、大橋JCT〜大井JCTの9.4km区間。
ご存じのように、都市部での道路建設のための用地確保は物理的にも予算的にも困難をきたす。
そのようなこともあり、中央環状線は現在開通済みの熊野町JCT〜大橋JCTは地下化(山手トンネル)となっている。
これと同じく大橋JCT〜大井JCTも地下トンネル化。大井JCT→大橋JCTは平成20年12月、逆方向は平成21年11月にシールド(トンネル工事)を開始。1カ月に最速700mのスピードで掘り進められ、平成24年3月に貫通した。
じつは、中央環状線・大橋JCT〜大井JCTは首都高速道路と東京都の共同プロジェクト。
工費は、大橋方面を首都高速、大井方面を東京都が街路事業として負担している。

 この区間は、工事期間中は品川線と呼ばれているが、平成27年3月の開通以降は「山手トンネル」として、熊野町JCTから大井JCTまで1本のトンネルとなるわけだ。
その全長は18.2km。じつは、高速道路のトンネルとしては世界一の長さを誇る。
ちなみに2番目に長いのは関越自動車道の関越トンネル(水上〜湯沢)は11km。

 今回、この9.4kmのトンネルで首都高速初となるLED照明の点灯式が行われた。

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