オーディオテクニカがクルマ用パーツを発表!

オーディオテクニカがクルマ用パーツを発表!

 オーディオメーカーとして52年の歴史をもつ「オーディオテクニカ」。オーディオマニアではなくても、ヘッドフォンを作っている会社としてご存じのはず。実際、日本のヘッドフォン市場でシェア1位となるほど高い人気を博している。しかも、ヘッドフォンを作り始めて、今年で40年目をという。
そのルーツを辿ればカートリッジ(レコード針)メーカーで、アナログレコードブームの再来で現在も新型モデルをリリースしているのだ。そのほか、国内外の大きな音楽イベントで使用する高性能マイクから、カラオケ、会議用、ビデオカメラ搭載用などまでさまざまなマイクも製作している。

AUDIO-TECHNICA
イヤマフと高音質設計のヘッドフォンを一体化。これからのシーズンにピッタリなATH-FW55
audio-technica
リアルな音源再生を実現する本格オーディオマニアだけでなく、プロユースにも対応するヘッドフォンATH-MSR7

  

  

  

  

  

  

  

  

  

 このようにオーディオメーカーなのだが、その商品ラインアップの範囲はさらに広く自動車用パーツも販売している。といっても、チューニングパーツやドレスアップパーツではなく、オーディオメーカーらしくカーオーディオ用のパーツだ。

 10月16日に開催された「オーディオテクニカ新製品発表会2014」で、クルマの車内環境を向上させる新作アイテムが披露された。
もともとは、本格的にカーオーディオを楽しんでいるマニア向けのパーツで、外からの音の侵入を抑えたり、ドアまわりの共鳴音を抑制することで車内の静粛性を高め、音楽を堪能できるようにすることを目的に開発されている。

 まずはその仕組みをカンタンに説明しよう。

audio-technica
手前にブルーのアルミとブチルからなる制振材が鉄板の震えを抑える。奥の銀色のシートは車外からの熱と音の侵入を抑制する

 たとえば雨の日にクルマのルーフを叩く雨音が気になったことはないだろうか?
あれは、降ってきた雨粒でルーフが震えて音が大きく聞こえている。
そこでルーフの鉄板の震えを抑えればグッと室内は静かにできる。バチで叩いたシンバルを指で押さえると音がスッと止まるときのことをイメージしてほしい。それを同じ原理なのである。

 これと同じように、フロアも鉄板なので路面からの入力による振動がロードノイズとして共鳴するので、ここの振動も抑えれば車内は静かになる。
雨の日に車内からルーフを持ち上げるように手を強めに押し当てれば、きっと鉄板を叩く雨音が変化するはずだ。

  

audio-technica
外来ノイズを低減するフロア用遮音・吸音材(黒いシート)と制振材(ブルーの部材)でロードノイズを抑制

 晴れている日でも、走行中は空気の流れ(風)によってボディ各部が叩かれているわけで、それが原因で車内の静粛性が保てなくなることもある。

 そんな振動を抑えるのが制振材と呼ばれる部材で、アルミに特殊なブチルゴムを付いている。これをもっとも共鳴が大きそうな鉄板中央部に貼ることで、驚くほど車内は静かになるのだ。さらに、シートを追加するなどで効果はさらにアップするわけだ。

 近年は、燃費を高めるの軽量化として防音材などが少なくしている。とくにエコカーやコンパクトカーは、その傾向が顕著だ。
車内が静かになると、なにより長距離走行したときの疲労感がまったく違う。高級車での移動が疲れにくいのは、静粛性の高さも大きな要因なのである。
まずは、ラゲッジのフロアなど手軽にできるところから試してみたらいかがだろうか?静かな車内は、音楽はもちろん、家族や友人との会話も楽しめるようになるはずだ。

画像ギャラリー