レジャーから介護まで対応するホンダN-BOX+

レジャーから介護まで対応するホンダN-BOX+

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福祉展

福祉展
エンドカバーを使えば、フロントシートからフラットになって、大人2人で車中泊することも可能だ

 10月に東京お台場のビッグサイトで開催された「第41回国際福祉機器展H.R.C.R.2014」のホンダブースにN-BOX+が車いすとともに展示してあった。
ただ、サイドリフトアップシート車のステップワゴンなどに比べ、N-BOX+は福祉車両としての特別な装備が見当たらない。車両説明をするホンダのスタッフに話を聞いてみた。
すると
「最近は、定年退職した方が維持費が安くて扱いやすい軽自動車をキャンピング仕様にして楽しむケースが増えています。N-BOXはマルチボード&エンドボードを使えば、特に改造を施さなくても車中泊ができます」と福祉展とは思えない説明が返ってきた。

  

福祉展確かにホンダN-BOX+のウリの一つに多機能なラゲッジルームがある。バイクや自転車を容易に積載できるスロープを備えた「斜め床」も、その特徴の一つ。レジャーツールとしての資質は高い。

「そんなレジャー向けのN-NBOX+ですが、じつはオプションの電動ウインチなどを装着するだけで車いす仕様車に簡単にできます。これもというか、これが本来のN-BOX+の使い方なのです」とホンダのスタッフの人はいう。
さらに説明を聞いてみると、定年退職年齢が60〜65歳。第2の人生を楽しまれるにしても、年齢とともに介護が必要となる時期が来る。それはご主人だけでなく奥さんかもしれない。
福祉展そこで一番苦労するのが、車いすを使用しないと移動できなくなったときだ。若い人が一緒に居れば、クルマの乗り降りを手助けしてもらえる。しかし、老夫婦だと車いすごとクルマに乗れないと外出することがほぼ不可能だ。

 だからといって、車いすごと乗り込めるクルマに買い換えるのは経済的負担は大きい。しかも、年齢が高い人にとってボディサイズを拡大するのは、それもまた一つの負担となる。

  

福祉展N-BOX+は、その斜め床のメリットを最大限に生かし、オプションの「車いす車いす仕様車キット」を装着するだけで介護も可能となる。もちろん、新車時でなくても装着できるのだ。
このキットには、アルミスロープ、車いすを車内に引き込む電動ウインチ(リモコン付き)、車いす用のベルト類などやショートパーツが付いて35万円前後。新たに車両を購入することを考えたらかなり安い。

 ホンダN-BOX+は、身体の動くうちはレジャーカーとして、そして介護が必要となったら福祉車両にと1台2役が可能なクルマなのだ。
ちなみに、さらに高齢化社会は加速するはずで、今は親の介護の必要がない人でも、いずれのことを考慮してクルマ購入の際にはN-BOX+を選択肢の一つに入れてもいいのではないだろうか。なにより、介護のためにクルマを買うのではなく当初はレジャーのためと思えば、後々その事実が目の前に起きても余裕を持って対応できることだろう。

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