オーテック主催のオーナーズクラブ大オフ会を大磯で開催

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オーテックジャパンといえば、日産系ファクトリー・カスタムカーメーカー。「ライダー」シリーズや「アクシス」シリーズ、近年ではNISMOシリーズも手掛けるが、そして「アンシャンテ」や「チェアキャブ」、「ドライビングヘルパー」といった福祉車両、さらには商用特装車の製作も行なっている会社だ。
イベントに「里帰り」と名付けられている所以は、オーテックジャパン本社は神奈川・茅ヶ崎市にあり、ほど近い大磯での開催だからだ。また、イベントロゴにはカエルがモチーフとなっており、カエルのぬいぐるみや着ぐるみを着ている参加者もいるが、これも故郷に帰る(カエル)という意味である。
このオーテックの車両のオーナーが年に一度集うイベントである「AOG里帰り」は今回で9回目を数え、秋の恒例イベントのひとつとなったといえる。この日も開場前から入場ゲートにはオーテック車の列ができるほど。ファンの熱心さが伝わってくる。

そのファンを大事にするオーテック側の対応も、手作り感たっぷり。いわゆるメーカー系イベントとはひと味違う。
宮谷正一社長も終日会場をうろついてファンとの交流を楽しんでいる様子であった。
このイベントに参加するには、事前エントリーが必要。当日の飛び込み参加はできない。今回の参加台数は312台、参加者数は644名を数えるほどの大イベントとなった。

この日のスペシャルゲストとして、SUPER GTシリーズで「#23 MOTUL AUTECH GT-R」で参戦する松田次生選手が参加。またAUTECHレースクイーンの白渚 愁さんも登場して、イベントの進行やカートの同乗試乗会、さらには記念撮影会と引っ張りダコ。

さらに、この里帰りミーティングでは、今回新しい試みとしてチーム対抗玉入れ大会が行われた。これは、参加者が愛車の車種別に7チームに分かれて玉入れを競い合うもの。
もの凄くシンプルな競技だが、その玉の数によって次年の里帰りミーティングの駐車レイアウトが決まるということで真剣。なぜなら駐車場所によってカメラ写りのいいポジションが異なるからだ。特にステージに一番近いフロントロウ(今年の場合、マーチが位置している)がいちばん良いポジションということになる。この玉入れは、その場所の巡っての争奪戦ということになる。
午後2時半には閉会式が行われ、4時間半にわたるミーティングは終了。自由解散となるのだが、その参加者をオーテック社員が総出でお見送りするのも恒例の光景。相変わらず、非常に好感度の高いイベントだ。