レクサス唯一の2ドアモデルRCの刺激とは?

レクサス唯一の2ドアモデルRCの刺激とは?

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レクサスRC レクサスの本格2ドアクーペ、RCシリーズ。すでにリリースされているISのクーペ版、と考えているひとには、ハッキリ「違います!」といっておこう。

レクサスRC
RCシリーズはパワーユニットで大きく3グレードにわけられる。RC Fが5LV8、350が3.5LV6、300hが2.5L直4+ハイブリッドシステム

 まずプラットフォームがISの流用ではない。フロントがGS、中央がIS C、リヤがISという構成。オープンボディのIS Cは断面積の大きいロッカーをもつなど剛性に優れる。さらに外径の大きなフロントタイヤを装着するためにGSのフロントを使用、といったさまざまな理由によるものだ。ともかく社内の測定でボディの捻り剛性はISを30%上まわっているという。
RCのグレード構成は大きく3つにわけられる。2.5L直4エンジン+モーターのハイブリッド車300h。3.5LV6エンジンを積む350。5LV8エンジンのRC Fだ。300hと350は装備の違いなどから細かくグレードわけされ、走り系のFスポーツも両パワーユニットに設定がある。

レクサスRC
ほとんどのパーツが新設計されたRC Fに積まれる5LV8ユニット。最高出力で54ps、最大トルクは35N・mもアップしている

 さて走り。ハッキリいってRC Fは別モノと考えてよし。IS Fの集大成ともいえる特別仕様車、ダイナミック・スポーツ・チューニングに搭載されていた5LV8をさらに上まわるユニットを搭載。スポーツカー好きの心に響く音とトルク&パワーを発揮し、とにかく速い。後輪左右の駆動力を電子制御で最適かする、FRで世界初採用となるオプションのトルクベクタリングデファレンシャル(TVD)を装備すればコーナリング時のライントレース性が向上し、意のままのコーナリングを楽しむことができる。
続いて350だが、このV6はすでに完成の域に達していて、高回転までスムースに吹き上がる上質かつスポーティな回転フィールをもちアクセルペダルに対するレスポンスも鋭い。もちろんトルク、パワーとも十分でスポーティな走りが楽しめる。ちなみに350のFスポーツのみ、4WSシステムのレクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム(LDH)が装備される。
最後にハイブリッドだ。ジェントルなスポーツクーペとして走りや雰囲気を楽しむならこれ。もともと静かなハイブリッドシステムが、優れた高剛性ボディがあるからこそ可能となる静粛性で強調され、これぞレクサスといった大人な走りが実現されている。もちろんパワーユニットの出力、刺激では350、RC Fに敵わないので、ダイナミクス性能を重視したスポーツモデルとして捉えるひとにはオススメしない。

 詳細なインプレッションは11月26日発売のCARトップ1月号にて五味康隆さんがお伝えする。簡単に五味さんの印象を伝えておくと「エレガントな大人の上質さをもつラグジュアリークーペといった300h。音やダイレクトな動きで絶えずドライバーに刺激を与え自然とスポーツの世界へ連れ込むのがRC F。350は踏めば刺激的、静かに走ればエレガントさが感じられる二面性をもつ。状況に合わせて楽しめるスポーツクーペという位置づけです」とのこと。
最後に編集部として特筆しておきたいのは、撮影時に駐車場で“走る”というより“動かした”だけでわかったボディ剛性の高さ。正直国産車でこんな印象をもったクルマはほとんど記憶にない。

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