気温ともに下がるタイヤの空気圧

気温ともに下がるタイヤの空気圧

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DSC_0260パンクではないのにタイヤのエア圧が低下

 気温が下がるこの時期、ガソリンスタンドのスタッフが来店するクルマはタイヤの空気圧が気になるという。少し足りていないクルマが多くなってくるからだ。
これはパンクというわけではない。それならなぜ減るのかというと、原因は気温の低下だ。

イメージカット空気は特性上、気温が低下すると密度が減る傾向。夏や秋といった、まだ気温が高い時期に空気圧調整をしたままだと、グッと冷え込むこの時期になるとタイヤの空気圧は自然に低下してきてしまうものなのだ。
そんな理由でトラブルでもなくても空気圧が下がる。
空気圧が低いとタイヤが「つぶれた」状態になるので転がり抵抗が多くなり、燃費を悪くする原因にもなる。

 空気圧チェックに関しては、フルサービスのGSなら、スタッフに「タイヤの空気圧を見て下さい」と伝えればいいが、最近はセルフ式のガソリンスタンドを利用する人も多いので、そういう場合は自分で空気圧をチェックすることになる。

ガソリンスタンドに置いてある空気入れ。フルサービスならスタッフに依頼すればいいが、セルフ式は自分で行う。
ガソリンスタンドに置いてある空気入れ。フルサービスならスタッフに依頼すればいいが、セルフ式は自分で行う。

 そこでGSに備え付けの空気入れの使い方を紹介しよう。GSが持っている空気入れは、たいてい持ち運びができるエアタンク型だ。
このタイプは上蓋に当たる部分が大きな空気圧目盛りになっていて、タンクにつながっているエアノズルをホイールのバルブに差し込むと、タイヤ内部の空気圧が目盛りに表示される仕組み。一般的な適正空気圧は2kg/cm2~2.5kg/cm2程度だが、例えば夏頃に一度空気圧をチェックしたクルマだと、だいたい1.8kg/cm2あたりに低下しているケースが多い。

空気を入れるときは本体にあるプラスのボタンを押す。入れすぎたらマイナスボタンを押すと空気が少しずつ抜ける。
空気を入れるときは本体にあるプラスのボタンを押す。入れすぎたらマイナスボタンを押すと空気が少しずつ抜ける。

 そこで空気を補充するのだが、上部には+、-表記の2個のボタンがあるが、これが空気圧調整ボタンだ。操作は簡単で「空気入れのエアノズルをバルブキャップに指したまま」+マークのボタンを押すと、タンク内の空気がタイヤへ送られて同時に目盛りも上がる。

 入れたい数値を目盛りが指した時点で+ボタンから指を離せば充填完了。ここで入れすぎてしまったら「空気入れのノズルをバルブキャップに刺したまま」-ボタンを押すとタイヤ内の空気がシューシューという音ともに「少しずつ」抜けてくるので、入れたい数値に来たらボタンを離せば空気抜きも止まる。

 あとはバルブキャップをしっかり閉めてタンクを元の場所に戻せば完了。まったくの初めてだと多少戸惑うかもしれないけど、作業自体は簡単なのですぐに理解できるはず。

写真は輸入車の空気圧表。乗員数によって指定空気圧が異なる。国産車は、ここまで細かくないが、できれば1カ月に1回はエアチェックしたほうがいい
写真は輸入車の空気圧表。乗員数によって指定空気圧が異なる。国産車は、ここまで細かくないが、できれば1カ月に1回はエアチェックしたほうがいい

 肝心の「適正空気圧」は、これは車種やタイヤサイズによって異なる。また、一部のクルマでは前後のタイヤで適正空気圧の設定が違う場合もある。
そのため自分のクルマの適正空気圧を覚えておくことが必要だ。その数値は運転席側のドアを開けた部分などにステッカーで表示されているのが一般的。もし、そこに貼っていなければ取り扱い説見書には必ず記載されている。

いろいろな人が使う空気入れは、場所によって空気圧の目盛りの誤差がある。できれば、自分専用の空気圧計を所有したほうが、安定した数値をキープできる
いろいろな人が使う空気入れは、場所によって空気圧の目盛りの誤差がある。できれば、自分専用の空気圧計を所有したほうが、安定した数値をキープできる