MIRAIはエンジンのないスーパーなセダン

MIRAIはエンジンのないスーパーなセダン

走れる“未来”がいまやってきた!

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D20_1156 11月18日、東京お台場の日本科学未来館で開催されたトヨタの新型FCV(燃料電池車)・ミライ発表会。その会場では、ミライというクルマ自体はもちろん、トヨタ側のプレゼンテーション手法、つめかけたマスコミの質と量、どれをとっても「スーパー」なクルマならではの光景が繰り広げられた。

田中主査がメカニズムなどを解説
田中主査がメカニズムなどを解説

 全世界に向けた豊田章男社長の英語によるビデオレターから始まり、続いてメインステージには加藤副社長が登壇、まずはミライのもつクルマのイノベーションぶりを、そして水素エネルギー社会へイノベーションという2つの新しい提案を展開。実車と映像をうまく融合させながらのコンセプト説明は、立体的な演出が特徴でとても印象的。いかにトヨタがミライに期待しているものが大きいか、ということがひしひしと伝わってくるイベントだった。

  

  

 発表会だけではなく、ミライそのものには注目すべきはいくつもある。燃料に水素を活用するという先進性、内外装のデザイン、パッケージ、そして走り……。どれをとっても既存のモデルとは意義が大きく違う。どんな高級車とも、スーパースポーツとも、だ。

D20_1158 ではこのミライ、どれほど、どこがスーパーなのだろうか。

 まずはエクステリアのデザイン。オトナ4人を優雅に異空間へと誘う居住スペースはコンサバなFFセダンのパッケージとなるが、そのデザインは大胆かつ精緻な造形にあふれている。FC(燃料電池)車らしさあふれる外観を、とデザインされている。基本はセダンながらもフロントマスクやリヤビューにはFCらしさが存分に表現されているし、どこから誰がみても「一般的なクルマとは全然違う雰囲気」が十分見てとれるはずだ。

MIRAI 2つ目はパッケージ。これまでの試作モデルの多くはSUVやバスなどスペース的に有利なものばかりだった。しかしミライはさにあらず。燃料電池車ならではの設計の自由度を存分にいかし、主だったパワーユニットやFCタンクを小型化しつつボディ下面に配置。見事にセダンという普遍的な自動車のパッケージを実現した。FCだからといって、(カタチやパッケージが)こうなっちゃいました、という言い訳はない。

 3つ目はネダン。ほんの数年前まで、もし市販したら1億とか2億の価格になってしまうと言っていたものが、なんとミライは723万6000円で市販するという! 国の補助金を差し引けばざっくり520万円ぐらいで実質入手できる。コンセプト/安全性/デザイン/パワーユニットと、すべてに大胆かつ先進のモデルであることを考えれば、あるいは従来までのコストを考えてもこの価格設定がいかにスーパーなのかがわかるだろう。

  

 エネルギー効率は? 自動車としての運動性能は? 特別な装備やユニークなところは? ミライにはまだまだスーパーな部分が盛りだくさん。あとは弊誌でじっくりチェックしてほしいところ。またそんなスーパーなミライ、一体どんな考えや何を目的にどう開発されたのだろうか。初代プリウスを凌ぐ苦労や課題があったのだろうか。そんな疑問に弊誌が注目した3人にじっくり話しを聞いてみました。項目別の開発者インタビューはもちろんのこと、小木曽役員をはじめとするミライ開発キーマン3人による10,000字インタビューにも注目です。

 ライバルのホンダはもちろん、世界中の自動車メーカーが注目するトヨタ・ミライ。このスーパーなFCセダンがもつ、イノベーションの数々と開発物語を是非ご覧ください!

  

mirai_CARTOPMOOK

 ニューカー速報プラス第15弾

『トヨタ新型ミライ』

 好評既刊/税込み980円/A4変形/平綴じ/オールカラー96ページ

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