ニッサンGT-R「45台の限定車」はR34GT-R Mスペの再来か!?

ニッサンGT-R「45台の限定車」はR34GT-R Mスペの再来か!?

R35GT-R MY152014年11月25日、日産自動車は「NISSAN GT-R」の2015年モデルを発表し、同日から発売を開始する。2007年のデビュー以来、R35GT-Rは通常のマイナーチェンジや一部改良とは異なる「進化の証し」として、「イヤーモデル制」を敷いてきた。毎年10月〜11月に次年度のNEWモデルを発表するのだが、今年は例年よりも少し遅れてのお披露目である。

R35GT-R MY15
2015年モデルのトピックの一つといえるのが、新設グレードの「Track edition engineered by nismo」(1170万720円)。こちらは、昨年リリースされた「GT-R NISMO」専用のボンディングボディ/サスペンション/タイヤ&ホイールなどを装備した「走りのグレード」。乗り心地よりも、サーキットでのパフォーマンスを重視するユーザー向けに設定。外観はノーマル然としているが、これぞまさに「羊の皮を被った狼」!

 さて、今回の2015年モデルだが、外観は昨年ブラッシュアップされた2014年モデルと変更なし。見た目ではなく、「中身で勝負」といった様相である。
まず、2014年モデルで劇的に変わったといえるのが「乗り心地」。2014年3月で日産を退社した前責任者・水野和敏氏の後を受け、商品企画部門のCPS(チーフ・プロダクト・スペシャリスト)として田村宏志氏、車両開発部門のCVE(チーフ・ビークル・エンジニア)として田沼謹一氏が着任。開発体制が一新されたことで、R35は大きく路線を変更した。
2013年モデル以前は、一般道での乗り心地が「硬い」という声があったため、より快適に「GT(グランツーリスモ)」としての資質を追求。2014年モデルは従来のオーナーを驚かせる「上質」な乗り味に生まれ変わった。

R35GT-R MY15
内装のデザインやエンジンのスペック(550ps/64.5kg-m)も2014年モデルと変更はなし。写真はBlack edition専用のブラック/レッド内装。Premium editionではセミアリニン本革仕様のアイボリーもしくはアンバーレッドもオプションで選択可能だ

 今回発表された最新の2015年モデルは、その2014年モデルをも超える「優しい乗り心地」を手に入れているという。
電子制御可変減衰力システムを搭載するビルシュタイン製のショックアブソーバーは、内部のバルブを新設計およびECUのチューニングも行うことで、荒れた路面でも安心感のあるハンドリングを実現。また、2014年モデルで一新された純正20インチランフラットタイヤ「DUNLOP SP SPORTS MAXX GT600 DSST CTT」も、わずか一年足らずで材質や内部構造を大幅に見直し、ワンダリング性能や乗り心地を向上しているという。
さらに、R35の特徴ともいえるトランスアクスル(トランスミッションをリヤに搭載している)をはじめとする駆動系も、構造上のスキ間を最適化することでギクシャク感や振動、音などを低減しているとのこと。
見た目は変わらないが、中身は「ビッグマイナーチェンジ」といっても良さそうなほど微に入り細にわたって進化しているといえそうだ。R35 NISSAN GT-Rの車両価格は947万7000円〜1170万720円(税込み)。
※車両についての詳細はWEBカタログにてhttp://www.nissan.co.jp/GT-R/

R34スカイラインGT-R Mスペック以来のシリカブレス採用

 また、今回の2015年モデルには「45th Anniversary」という名の限定車を設定。
こちらは今年で同社のGT-Rが生誕45周年(※初代GT-Rは1969年発売の『ハコスカGT-R』)を迎えることを記念したモデルで、かつてR34型スカイラインGT-R・Mスペックにも純正採用されていたヘリテージカラーである金色の「シリカブレス」(※メイン写真のボディカラー)を特別採用。ベースはPremium editionで専用エンブレムとモデルナンバープレートなどを特別装備。
2015年1月上旬より申し込み受付を開始し、2月上旬より販売開始の予定。45周年にちなみ、販売台数はたったの「45台」という希少なモデル。即完売は間違いなしなので、気になる方は早めに販売店に足を運んだほうが良さそうだ。
ところで、R34スカイラインGT-R「Mスペック」とはR34型スカイラインGT-Rをベースに「大人の味付け」を施したモデル。「M」は「マチュア−(成熟したの意)から取ったネーミングである。そして、当時その商品企画を担当したのは何を隠そう、現R35・CPSの田村宏志氏である。今後、GT-Rは徐々に「田村カラー」に染められていきそうだ。

R35GT-R MY15なお、2015年モデルの詳細については、2014年12月1日(月)発売予定の「GT-R Magazine 120号」(交通タイムス社刊:偶数月1日発売)でもレポート。田村宏志氏の特別インタビューも掲載しているのでぜひご一読を。
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