学生フォーミュラに使える新EV駆動ユニットの提案

学生フォーミュラに使える新EV駆動ユニットの提案

【関連記事】モーター駆動の「電気自動車」にも「慣らし」運転は必要か?

CAReleアジア最大級のクルマの先端技術展「オートモーティブ ワールド2015」が1月14日~16日、東京お台場の東京ビッグサイトで開催された。

 カーエレクトロニクス技術(半導体、電子部品、ソフトウェア、開発ツール等)、EV・HEV技術(モータ・インバータ技術、二次電池、充電器等)、軽量化技術、テレマティクスサービスなどいくつかの技術展が組み合わされた展示されていた。EV/HEV 駆動システム技術展に出展していたミツバのブースには、いくつかの駆動用モーターが登場。

Mitsuba01ミツバといえば、モーターを中心に自動車部品を手掛けるメーカー。バイクのスターターモーターなどで世界トップシェアを誇る。「ミツバのモーター技術力をアピールし、ミツバブランドを拡げる」ことを目的としたSCRプロジェクトを立ち上げ、ソーラーカーレースの世界では、東海大学のTokai Challenger号にブラシレスDCダイレクトドライブモーターが採用されるなど、国内では8割以上のシェアを持つという。

  

  

 開発中のマグネットレスのSRモーターは最大出力19.4kW/最大トルク29.9N・mで、日本EVクラブのEVフェスティバルに参戦。ERK30分ディスタンスチャレンジでは、ミツバ社内チームの「EV328 type2.2」が総合2位を獲得した実績を持つ(リーダーボードでトップ表示だったが、後に表示ミスとわかり残念ながら2位となった)。

Mitsuba05今回さまざまなモーターの提案がなされていたが、非常に面白いモノが多かった。
インホイールタイプの薄型駆動ユニットは、電動杖としてのニーズを模索したサンプル展示があったり、同軸上にインホイールモーター2基を組み合わせ前後左右はもちろんその場での360度回転も可能な室内用全方向駆動ユニットを提案していた。

  

  

Mitsuba07ホンダのカブ(タイカブ用の125cc)のエンジンをそのまま使用してエンジンシリンダの位置にモーター(最大出力3.8kW/最大トルク4.7N・m)を搭載して(こういうレイアウトにすることによって冷却もできる)電動化を果たしたもの。既存の変速機をそのまま使用する。
Mitsuba06上の写真は出力20kW/トルク20N・mのモーターを2基搭載した駆動ユニット。1軸で出力しているわけではなく左右軸を別々に出力し別々にトルク配分が可能となるため、差動制限をするデフは不要となる。EVトライクや旧車のEVコンバートに使えるほか、半分にして電動バイクにも使用が可能だ。しかし、このサイズならば、学生フォーミュラのEVクラスに参戦するマシンにも使えそうだ。

 参考出品といいつつも、すぐにでも使えるモーターばかり。いずれのモーターもコンパクトで、EV駆動用として考えると、小型EVクラスまでという感じだが、今後の展開が気になる!?

画像ギャラリー