メルセデス・ベンツ日本は、1月22日に都内で発表会を開催。大人7人が乗れるファーストクラスSUV、GLクラスに、クリーンディーゼルエンジン搭載モデルのGL350 BlueTEC 4MATICが追加販売された。
GL350 BlueTECのフロントマスクは、LEDドライビングライトが下がった位置に取り付けられている。フロントバンパー下部にはスキッドプレートが見えるデザインとなり、GL550やGL 63AMGと差別化
搭載するのは、最高出力190kW(258ps)、最大トルク620N・m(63.2kg・m)を発揮するV型6気筒3.0リッター直噴ディーゼルターボエンジン。
排出ガス中にAdBlue(尿素水溶液)を噴射して、アンモニアを生成させ、その後に化学反応で窒素酸化物のほとんどを無害な窒素と水に還元する尿素SCRを採用したBlueTECシステムを使ったディーゼルエンジンで、日本の排出ガス規制をクリアし、エコカー減税対象となる。メルセデスのクリーンディーゼルモデルとしては、Eクラス、Mクラス、Gクラスに続くモデルとなる。
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画像はこちら このディーゼルエンジンモデルのトランスミッションは7速ATで、4輪駆動システムを採用する。ECOスタートストップ(アイドリングストップ機能)も搭載。ミリ波レーダーとカメラによる運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」も備える。価格は税込み価格は1000万円。また、GLクラスで初となる右ハンドル仕様となっている。
上野金太郎代表取締役社長兼CEO また同時に2015年の事業戦略説明会が行われ、メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎代表取締役社長兼CEOから、2014年の販売実績の報告と2015年の取り組みなどの意気込みを語った。
2014年は、国内販売台数では前年比13.2%増となり6万台超を記録。またインポートカーとして、日本カー・オブ・ザ・イヤー、RJC、日本自動車殿堂の3つのインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを新型Cクラスが受賞したことも報告。
2015年も同じく6万台の販売を目標に、日本のプレミアムブランドNo.1の座を維持していきたいと語った。パワートレイン戦略も説明があり、2015年に日本市場に投入されるパワートレインのスケジュールも明らかになった。
EクラスとCLSクラスへ4気筒クリーンディーゼルエンジンを今春投入、下半期にはCクラスに4気筒クリーンディーゼルとプラグインハイブリッドモデルを投入。また年末には日本発導入となるディーゼルハイブリッドの発表を予定しているという。