サードもル・マンを目指す!?

サードもル・マンを目指す!?

 2月1日、サードが2015年FIA世界耐久選手権(WEC)のLMP2クラスに2台をシリーズエントリーすることを発表した。

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SARDチームは、スイスの名門「チーム モーランド」とのジョイントしたチームサード・モーランドとしてシリーズに参戦する。車両は、オンローク・オートモーティブ製モーガンLMP2Evoに、サードの3.6LV8エンジンを搭載したマシンを使用したモーガンEvoサード。サードのエースナンバー39号車には元F1ドライバーのクリスチャン・クリエン(オーストリア)と嵯峨宏紀選手がシーズンエントリー。シリーズ第3戦のル・マン24時間レースの第3ドライバーは未定。2台目の43号車にはピエール・ラギュ(フランス)とオリバー・ウェッブ(英国)を起用。24時間レースの第3ドライバーには「Race to 24」プログラムで選抜されたドライバーを起用するという。またル・マンへの参戦経験の豊富な野田英樹氏がSARD Racing Projectジェネラルマネージャーを務める。

 サードにとって、ル・マン24時間レースとの関わりは深い。サードの前身となるシグマオートモーディブは設立の翌年となる1973年のル・マン24時間レースにSIGMA MC73(S2.5クラス)で参戦。これがル・マンの歴史上、日本人として初の参戦(ドライバーは生沢徹/鮒子田寛/P.ダルボの3名)となる。さらにその翌年1974年には、SIGMA MC74でル・マン24時間レース完走(この時のドライバーにはミスター・ルマンこと寺田陽次郎さんも!)し、3年連続でル・マン24時間へ挑戦。

 その後もサードを設立した後、1990年よりトヨタのグループCカートヨタ90C-V 、92C-V(1992年決勝9位/C1クラス2位)、93C-V(1993年決勝5位/C2クラス優勝)
、94C-V LM(1994年決勝2位/LMP1クラス優勝)で参戦。またGT1クラスへはスープラLMで1995~1996年に参戦、1995年からは、MR2をベースとしたオリジナルマシンであるサードMC8R(GT1クラス)も参戦を果たしている。

2007年の十勝24時間レースに参戦したスープラ。レクサスGS450hのパワーユニットを搭載
2007年の十勝24時間レースに参戦したスープラ。レクサスGS450hのパワーユニットを搭載

 現在トヨタは、トヨタ・レーシングとしてモータースポーツハイブリッドシステムを搭載したトヨタTS030ハイブリッド、TS040ハイブリッドでル・マン24時間レースに挑戦を重ねている。しかし、サードはすでに、十勝24時間レースへ、GS450h(2006年クラス4位完走)、翌2007年にはDENSO SARD SUPRA HV-Rを参戦させ総合優勝を果たし、ハイブリッドレーシングカーのデータも集めてきていた。

 トヨタでは中嶋一貴選手がシーズンフル参戦となり、ここにサードも加わることになって、今年のWECは要チェック! 特にル・マン24時間レース、トヨタワークスだけでなく、1997年以来18年振り12回目の挑戦となるサードの戦いにも注目だ!

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