三菱4WDシステムをイッキ乗り! (1/2ページ)

三菱4WDシステムをイッキ乗り!

三菱ランサー・エボリューションでスーパー耐久レースに参戦し
シリーズ優勝経験をもつモータージャーナリスト。
理論的かつわかりやすい文章が特徴

クロカン4駆動からスポーツ4WDまで

三菱自動車といえば、パジェロやランサー・エボリューションに代表されるように4輪駆動を高度に扱いオン・オフ両ロードで高性能な車を造り出すメーカーだ。かつてはフルラインアップ4WDメーカーを標榜し全モデルに4駆モデルを設定する勢いがあった。

古くはジープに代表されるようにパートタイム式4WDで、必要な時にレバー等を操作して4輪駆動として使うものが主流だった。時代と共に進化し、また乗用車にも広く設定されるようになるに連れてフルタイム化されていく。

  

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スクリーンショット 2015-02-09 18.26.01

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129_ (329)最新のメカニズムとしては、アウトランダーPHEVに採用された前輪と後輪を分離させて個別に駆動させるシステムにまで進化させられている。このアウトランダーPHEVの4WDシステムは実に革新的で、前輪と後輪を結ぶプロペラシャフトがない。
スクリーンショット 2015-02-09 18.27.45前輪は前輪用の電気モーターと必要に応じてガソリンエンジンの出力、後輪は専用の電気モーターで駆動する。4輪の回転状況や走行要求を常にセンシングして、コンピューターで制御し必要な駆動力を各車輪に供給するのだが、それは簡単ではない。長年4WDを様々な条件下で開発してきた三菱自動車だからこそ可能となった4WDシステムとも言える。
例えば前後輪を直結した状態がベストと判断されれば、コンピューターが前後直結想定の駆動力配分を各モーターに指示しパワーマネージメントする。同じように旋回や直線走行なども最適な4輪駆動力配分を可能としている。
S−AWCと呼ばれる制御ロジックはランサー・エボリューションで熟成され高速走行安定性にも寄与する。三菱自動車の4WD制御技術の集大成としてもアウトランダーPHEVには価値と魅力を見いだせるのだ。

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