立体駐車場に入れるホンダ新型・低全高HVミニバン登場

ハイブリッド・6人乗り低全高ミニバン「ジェイド」
ホンダから、6人乗り新型低全高ミニバン「ジェイド」が登場した。
ジェイドの開発コンセプトは「マルチサプライジング」とされ、スタイリッシュなデザイン、アクティブに使えるユーティリティ、優れた環境性能など、多機能性を表現している。
ターゲットユーザーは、子育て世代といわれる30〜40代の夫婦。低全高ミニバンを好む先代オデッセイからの乗り換えユーザーも視野に入れているそうだ。
ホンダとしては先代オデッセイの後継車種とコメントしているが、全長×全幅×全高=4650×1775×1530mmというボディサイズからはストリーム後継と言いたいところ。

エクステリアはミニバンにありがちな家庭的なイメージではなく、ワゴン的なスタイリッシュな印象が強い。
LEDヘッドライトやLEDのテールストップランプなど、ワンランク上の上質感が与えられているのも特徴だ。
ボディサイズは全長4650×全幅1775×全高1530mmで、立体駐車場に対応するのがポイント。
視認性に優れた車内からの視界も含めて、日本の道路事情で使いやすい仕上がりとなっている。
インテリアは先進さと上質さをうまく融合させたデザインを採用。
爽快な印象のプレミアム・ライトコーディネートと、スポーティな装いのプレミアム・ブラック・コーディネートというふたつの内装色が用意されている。
パッケージングのハイライトはふたつあり、ひとつ目は、V字にスライドを採用した2列目キャプテンシート。
リヤのホイールハウスをさけてロングスライドさせる機構で、大型の固定アームレストと合わせてゆったりくつろげる工夫がなされている。
ふたつ目は、全高1530mmに抑えつつも、大人でも十分に座れる3列目シートを確保した点。これは頭上部分をガラスルーフとしたことでギリギリまでスペースを確保できたからこそ実現している。
足元空間はさすがに窮屈感は否めないが、ワゴン的なフォルムながら大人6人が乗れるのは、ホンダのパッケージング技術でこそ実現できたものだ。
ラゲッジは6人乗り状態だと小さな荷物を載せられるほどのスペースだが、3列目シートを格納すればワゴン的な使い方が可能。
3列目シートは床下格納機構を採用し、操作はストラップを引くだけという簡単さ。フラットなスペースで荷物を積みやすいというメリットもある。
また、2列目シートはチップアップすることも可能で、大きな荷物を積みたい時などに便利だ。
パワートレインはフィットやヴェゼルにも採用される1.5Lのハイブリッド。トランスミッションは7速DCTと組み合わせる。
標準仕様のJC08モード燃費は25.0km/Lとクラストップレベルの環境性能を達成した。
新開発のダブルウインシュボーンサスペンションやボディ剛性向上による操安性や乗り心地への配慮、ステアリング系のチューニングでは爽快でリニアな操舵感を実現しているという。ミニバンとはいえ、セダン的な走行フィールが与えられている。
充実の安全装備も注目だ。「ホンダ・センシング」と呼ばれる、最上級車レジェンドにも採用される先進安全運転支援システムを用意。
衝突軽減ブレーキ、路外逸脱抑制機能、誤発進抑制機能、アダプティブクルーズコントロール、標識認識機能、車線維持支援システム、先行車発進お知らせ機能が備わる。優れた回避支援、ドライバーに安心感を与える未然防止機能のふたつを揃えたことで、安全確保に大きな貢献をする。
価格はベーシックなハイブリッドが272万円、ホンダ・センシングを搭載する上級のハイブリッドXが292万円。
諸元表 | |
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車名 | --- |
グレード | --- |
全長×全幅×全高 (mm) | ---×---×--- |
ホイールベース (mm) | --- |
トレッド 前/後 (mm) | ---/--- |
車両重量 (kg) | --- |
パワーユニットタイプ | --- |
排気量 (cc) | --- |
最高出力 (kW[ps]/rpm) | --- |
最大トルク (Nm[kg-m]/rpm) | --- |
駆動方式 | --- |
トランスミッション | 速 |
サスペンション 前/後 | ---/--- |
ブレーキ 前/後 | ---/--- |
タイヤサイズ 前/後 | ---/--- |
JC08モード燃費 (km/L) | --- |
価格 (万円・税込) | --- |