GT-Rマガジン主催「GT-Rトークショー」は大盛況 その1

インテックス大阪3号館のGT-Rマガジン&CARトップ特設ブースで、2回に分けて行われた「GT-Rトークショー」の模様をリポート!

初回(2月14日)はR33、R34スカイラインGT-Rの商品主管を務めた渡邉衡三氏と、R33スカイラインGT-Rの社外アドバイザーとして開発に携わったモータージャーナリスト清水和夫氏、そしてGT-Rマガジンの野田航也編集長が登壇。鈴木学氏による軽妙な司会でショーがスタート。

清水氏にとってスカイラインは「免許を取ってたまたま初めて買ったクルマがGC10スカイライン。それまでそれほどクルマには興味がなかったが、クルマにハマるきっかけがスカイライン。1台のクルマが人生を変えることもあるのです」と、思い入れたっぷり。
渡邉氏は、清水氏との開発当時を振り返り「清水さんが運転していて、わたしは助手席に乗っていたのですが、250km/hでダブルレーンチェンジされたときは本当に驚きました」とコメント。また、ハイキャスを始めとした当時最新鋭のシステムを開発していく上で、清水氏と経験した数多くのトライ&エラーがスカイラインGT-Rを成長させたという。
清水氏はR33スカイラインGT-Rについて「280ps規制が逆にシャシー性能を鍛え上げることに役立った。馬力とタイヤ性能に依存しない、R32(スカイラインGT-R)を超えるマシンに仕上がった」とも。
一方渡邉氏も「限られた時間の中でR33(スカイラインGT-R)をまとめあげました。R33開発時まではニュルブルクリンクでのテスト中も徹夜をしたり、本当に大変でした。そういう意味でも思い入れがあるRです」

また、話題は姉妹誌『CARトップ』の名物企画「筑波サーキットテスト」で清水氏がR33スカイラインGT-Rたたき出した「1分3秒58」についても話題が及び、大いに盛り上がった(R35GT-Rが登場するまで破られなかった偉大な記録である)。
生誕20周年を迎えたR33GT-Rは、数多くの人が全力投球して仕上がったマシン。第2世代GT-R(RB26DETTエンジンを搭載したスカイラインGT-R)中興の祖として、これからも数多くのファンに愛される存在であってほしい。