ホンダS660の細部が見えた!

ホンダS660の細部が見えた!

 ホンダは、2月14日に北海道「鷹栖テストコース」で3月末発表予定の軽自動車ミッドシップ2シーター『S660』の最終プロトタイプを一部の経済アナリストに公開。さらに走行シーンも披露した。

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S660プロト走行風景開発車両でお馴染みとなっている唐草模様のラッピングで偽装されているが(細かいディテールが判別しにくくするため)、発売まで約1ヶ月というタイミングでもあり市販モデルであることは間違いないだろう。

S660プロト(7:3)ボディサイズは、モーターショーで発表されたコンセプトモデルとは異なり、全長3395×全幅1475×全高1180mmと軽自動車枠内へと変更されている。ホイールベースは2285mmだ。
コンセプトモデルと見比べるとかなりタイトなフォルムになっている。
とはいえ、車両重量は760kgのビートに対し、S660は6速MTモデルが830kg、CVTは850kg。「車体剛性の向上」と最新の「衝突安全性能」を両立と言う意味では軽量化も頑張っているが、新型アルトは600kg台に比べると、やはり重たい。

  

  

S660エンジンルームエンジンルームは本邦初公開。ホンダNシリーズが搭載するS07A型直3DOHCターボをベースに専用チューニングを施し64ps/104N・mを発揮する。
上の写真は、運転席側から撮影したもので、手前左にボンネットを支えるロッドが見える。つまり、リヤミッドシップするエンジンのボンネットはボディ後ろにヒンジが付いていて、キャビン側から開くわけだ。
開閉方向だけ見れば、ランチャ・ストラトスやフェラーリ512BBなどと同じ。もちろん、タイヤハウスまでは開かないが。
S07Aエンジンは、ホンダNシリーズで前軸上に搭載していたパワーユニットを向きはそのままにリヤミッドシップレイアウト。トヨタMR2やMR-S同様、FF車のエンジンをリヤに移動して作ったミッドシップ2シーターなのだ。ちなみに、エアクリーナーやオイルのフィラーキャップの位置は、N-BOX搭載時とレイアウトは大きく変わっていない。
つまり吸排気は、進行方向に向かってエンジン後方から吸気し、フロントへと排気。タービンは、キャビンとエンジンの間に装着される。エンジンルームの空気抜けがけっして良好ではないミッドシップにとって、かなり厳しい位置にタービンが装着されている。もし、ブーストアップやタービン交換などのチューニングを施すと、熱対策はかなり必要となるだろう。
下の写真を見ると、助手席側にあるインタークーラーの上にはエアダクトを装着。これは外気をインタークーラーへ引き込む冷却用に違いない。
また、サスペンションは取り付け形状からストラットと判断できる。
S660(レスポンス同等アングル)am_tm1310001H
コンセプトモデル(右)では、ロールバーのように左右席それぞれの後方に穴が開いていたが、プロトモデル(上)ではガラスがはめ込まれ、さらに左右席中央にもガラスが装着されている。
つまり、S660はビートのようなオープンカーではなく、タルガトップ(フロントウインドウとリヤウインドウが残る)となっているわけだ。
S660プロト(7:3)

 ボディカラーは全7色、グレードは装備違いで「α」と「β」の2タイプに加え、発売記念特別仕様車「ローンチエディション(660台)」が用意される模様。価格は200万円前後となるようだ。また「無限」がコンプリートモデル(80〜100ps仕様!?)も用意するという噂もある。

 今回ホンダが配布した伊東社長(2015年4月から社長は八郷さんに変わる)とS660との写真に、わずかだが新型シビックTYPE-Rの姿も写っている。S660伊東社長画像

  

 ホンダは、今年のジュネーブモーターショー(プレスデーは2015年3月3日〜4日、一般公開日が3月5日〜15日)で欧州向け新型「シビック TYPE R」を世界初公開すると発表。
そんなタイミングでこの写真を見ると、2014年10月のパリモーターショーに出展したCIVICタイプRコンセプト(下の写真)に比べても、大きく異なる部分は見付けられずショーに発表するモデルと言ってもいいだろう。一見ウイングレスのように見えるが、写真を拡大すると翼端板付きのリヤウイングが装着されている。
走りと燃費性能を高次元で両立させる新世代パワートレイン「VTEC TURBO」シリーズの一つとして2L直4直噴ガソリンターボエンジン搭載し、シャーシを鍛えニュルブルクリンクのタイムは7分50秒を切って世界最速FFの座を獲得しているのか?

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