新型SX4は生まれも育ちも欧州の世界戦略車

新型SX4は生まれも育ちも欧州の世界戦略車

 スズキのコンパクトSUV「SX4」がフルモデルチェンジを機に『SX4 S-CROSS(エスエックスフォー エスクロス)』と名称変更。
同モデルは、すでに2013年8月よりハンガリーにあるスズキの子会社マジャールスズキ社で生産を開始し、ヨーロッパを中心に世界市場に投入されている。今回、日本でも販売される国内モデルもマジャールスズキ社で生産される。

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IMG_0514フィアットとスズキが共同開発した先代モデルは、日本で生産を開始したのち2005年12月からマジャールスズキ社でも作るようになった。ここからヨーロッパ各地へと輸出されていたのだ。

 つまり、SX4 S-CROSSは海外での生産から開始と逆のアプローチを取っていることになるが、車両開発ではヨーロッパ各地で性能テストを実施するなどワールドワイドカーとして育て上げられたと言ってよいだろう。

  

ラゲッジは2段フロア式。カバーは自立式で取り外せば容量は最大420Lになる
ラゲッジは2段フロア式。カバーは自立式で取り外せば容量は最大420Lになる

 ボディサイズは、全長×全幅×全高=4300(先代モデルより+150)×1765(同+10)×1575(同-30)mm、ホイールベースは2600(同+100)mmとなっている。
ホイールベースの延長により室内のパッケージングデザインは大幅に変更。前後乗員距離は814mmと先代モデルより44mmも拡大している。さらにラゲッジの容量は420Lと167Lも増加。ラゲッジの前後長も825mmと215mmも広くなっているのだ。また、全高は30mm低くなっているが、室内高は+15mm拡大しているなど、居住性と積載性を大幅にアップしている。

  

 しかし、高張力鋼板を多用したことでボディ剛性を高めつつ、エンジン/サスペンションの各部品、インパネ樹脂部品の見直しにより先代モデルより50kg(FFモデル)の軽量化を実現。

 搭載エンジンは、可変バルブタイミング機構付き1.6L直4。スイフトスポーツに搭載するエンジンと同型のM16Aを採用している。ただし、SUVというクルマのキャラクターに合わせ最高出力の発生回転数を6000romと低くして117psを発生。最大トルクは15.4kg-mとなっている。また、エンジンのマウント方法の変更などにより振動やノイズは大幅に低減している。
トランスミッションはCVT(7速マニュアルモード付き)のみの設定で、駆動方式はFFと4WDを用意する。

次世代4WDシステムALLGRIPは4つの走行モードを設定
次世代4WDシステムALLGRIPは4つの走行モードを設定

 ここで注目したいの4WD。次世代4WDシステム「ALLGRIP」を採用しているのだ。
ALLGRIPは、アクセルセンサー/操舵角センサー/車速センサーなどからの情報をもとに、車両の挙動変化後の対応だけでなく、挙動の乱れを予測して事前に対応するフィードフォワード制御も行う電子制御4WDシステムなのだ。
路面状況やドライバーの意志に応じられるようにAUTO/SPORT/SNOW/LOCKと4つの走行モードが選択可能。単純に駆動配分が変化するだけでなく、エンジンの出力特性、CVTやEPSの制御なども個々のモードできめ細やかに設定を変化する。

 ヨーロッパで鍛え上げられ、このように進化を遂げたSX4 S-CROSSは、国産コンパクトSUV市場に新たなる基準を作るクルマになることだろう。

 詳細記事は 2月26日発売のカートップ4月号で掲載

  

諸元表
車名 ---
グレード ---
全長×全幅×全高 (mm) ---×---×---
ホイールベース (mm) ---
トレッド 前/後 (mm) ---/---
車両重量 (kg) ---
パワーユニットタイプ ---
排気量 (cc) ---
最高出力 (kW[ps]/rpm) ---
最大トルク (Nm[kg-m]/rpm) ---
駆動方式 ---
トランスミッション
サスペンション 前/後 ---/---
ブレーキ 前/後 ---/---
タイヤサイズ 前/後 ---/---
JC08モード燃費 (km/L) ---
価格 (万円・税込) ---

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