クルマ好きが日産エルグランドを選ぶ理由<その1> (1/2ページ)

クルマ好きが日産エルグランドを選ぶ理由<その1>

 最近、なぜかサーキットのパドックで目にすることが多い日産エルグランド。ミニバンといえば休憩所や着替えのスペースとしてサーキットで人気者ではあるが、以前はチームやスタッフの誰かが荷物運びのクルマとして運んできたのを活用するパターンが多かった。

 ところがエルグランドは、ドライバーが自ら乗ってくるケースも少なくないという。走りに関して人一倍うるさいはずのドライバーのお眼鏡にかなっているようなのだ。
116-119_01-A_実画116-119_03_実画 モデルチェンジ時以来、久々に試乗することになった日産エルグランド。スタイリングは押し出しが強く相変わらず派手ではあるが、インペリアルアンバーと呼ばれるブラウン系のボディカラーとの組み合わせならば、ほどよい品がある。

 ドアをあけてまず目にするシートは、ブラックレザーにダイヤモンドキルトのパターン模様が施されていて、意外なほど洒落ている。正直に告白すると、マイルドヤンキー的なイメージを抱いていたが、選び方によって都会的なセンスも醸し出せるのだ。

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ハイウェイスタープレミアムシリーズのインテリアはシックなブラック基調で統一される。肌触りなど快適性に重きを置いた作り混みになっている

 インパネは曲線や丸みを基調としていて大型ミニバンをあまり意識させず、シーマなどに通じる高級感がある。ダッシュボードが高い位置まであり、あまり見晴らしがいいほうではないが、背高なモデルとしては包まれ感があるのがいい。

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今回試乗したのは、2.5L直4エンジン(170ps/245N・m)モデル。CVTの制御がスムーズで軽やか。市街地はもちろん山道でも快適ドライブが楽しめる

 今回の試乗車は2.5L直4エンジンを搭載するモデル。大型ミニバンに170psのエンジンでは、動力性能にいささかの不安を抱いてしまうが、想像するよりもずっと力強く走ってくれた。
最高出力値ではなく、実用域のトルクを重視したエンジン特性、それを効率よく引き出すCVTのおかげでクルマの重さを感じさせず、軽やかに加速するのだ。
箱根の山道の登り区間でスピードを出そうとすると、エンジンが高回転をキープするので少々騒がしいが、そこでもマニュアルモードを駆使すれば、それなりにスポーティに走れる。

 こういった特殊な場面での満足度をあげるには280psの3.5LV6を選択するべきだが、普段使いでは燃費もいい2.5Lでも十分だろう。下り区間ではCVTが賢くエンジンブレーキを併用してくれて走りやすかった。あまり意識しなくても、フットブレーキを使う頻度が少なくて済み、安心感が高い。

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