クルマ好きが日産エルグランドを選ぶ理由<その1> (2/2ページ)

 街なかや高速道路ではゴツゴツ感がなく、それでいて重厚で快適な乗り心地が目立っていたが、ワインディングロードでは背の高さを意識させない低重心感が光った。コーナーへ向けてステアリングを切り込んでいくと、ボディがグラつくようなことはなく、素直な感覚で穏やかにロールしていく。サスペンションは硬く突っ張った感覚はないが、かといってペタンと素早くロールして不安に思わせることもない、ちょうどいい塩梅だ。

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116-119_04_実画ロールの量も、その背の高さや重さを考えれば決して大きくなく、ほどよいフラット感がある。背高であっても、重心を低く抑えていることに加え、ボディの伸び側を抑えるリバウンドスプリング内蔵ショックアブソーバーがいい仕事をしているようだ。
ハイスピードでコーナリング中に、路面のうねりがあっても、ボディが大きく上下に揺すられることがなく姿勢変化が少なく抑えられている。これならサーキットに遅刻しそうなドライバーが、ちょっと先を急いでも不満なく走ってくれるはずだ。

116-119_03_実画ミニバンの箱型の形状は、ノイズが侵入しやすく、しかも室内で反響するので静粛性の確保が難しいのだが、エルグランドは耳障りなノイズがきっちりと抑え込まれていた。最高級のミニバンとして遮音や制振に力を入れているのはもちろんのこと、装着タイヤも静粛性重視の銘柄。ミニバンの走りを支えるには、タイヤにもタフな性能が求められるが、エルグランドは前述のように重量配分やサスペンションでバランスのいい走りを実現しており、あまりタイヤに頼っていないからこそ静粛性にも力を入れることができたのだろう。
大型ミニバンは、静的な部分での室内の快適性や大きな居住空間による使い勝手のよささえあれば、それでいいと思われがちだが、エルグランドは快適性とスポーティさがバランスした走りにも、大いに魅力がある。家族の幸せを優先するだけではなく、ステアリングを握るドライバーの喜びも追求されているからこそ、サーキットというクルマ好きが集まる場所でも見かけることが多いのだ。

 <レポート:石井昌道>

諸元表
車名 ---
グレード ---
全長×全幅×全高 (mm) ---×---×---
ホイールベース (mm) ---
トレッド 前/後 (mm) ---/---
車両重量 (kg) ---
パワーユニットタイプ ---
排気量 (cc) ---
最高出力 (kW[ps]/rpm) ---
最大トルク (Nm[kg-m]/rpm) ---
駆動方式 ---
トランスミッション
サスペンション 前/後 ---/---
ブレーキ 前/後 ---/---
タイヤサイズ 前/後 ---/---
JC08モード燃費 (km/L) ---
価格 (万円・税込) ---

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