ENEOSの水素ステーション攻勢が止まらない!!

ENEOSの水素ステーション攻勢が止まらない!!

 3月5日、ENEOS(エネオス)ブランドでサービスステーションを展開するJX日鉱日石エネルギーは、神奈川県横浜市内の2カ所の商用水素ステーションを開設した。

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Kamiiida2Kamiiidaセルフ型ガソリンスタンド部分が2月にオープンしたばかりのDr.Drive上飯田店(神奈川県横浜市泉区上飯田町3906-7)は、今回水素ステーション部分を開業した。これによってサービスステーション一体型の水素ステーションという形態をとることになった。
水素ステーションは、オフサイト型(ほかの場所で製造した水素を貯蔵してFCVに充てんするタイプ)で需要に応じて水素を運び込むので、敷地内にはトレーラーの荷台部分が収まるスペースが用意されている。需要に応じて、圧縮水素を搭載したトレーラーが搬入することになる。

Asahiもう一件の横浜旭水素ステーション(神奈川県横浜市旭区上白根町1151-5)は、日本初のナフサ改質型(化石燃料から作る方法のひとつ。低コストで水素を生成できる)の実証実験水素ステーションとしてあったものを、今回商用転用したもので、こちらもオフサイト型。ただ、ガソリンスタンド併設ではないため、単独型と呼ばれるものとなる。

 供給する水素の充てん圧力は70MPaのディスペンサーを用意しているが、実証実験に使っていた25MPaおよび35MPaの充てんディスペンサーも継続して使用していくことになる。

この日は神奈川県、そして横浜市にトヨタの燃料電池車MIRAIが納入され、合同納車式も行われ、神奈川県および横浜市によっては水素な一日になった
この日は神奈川県、そして横浜市にトヨタの燃料電池車MIRAIが納入され、合同納車式が執り行われ、2カ所の水素ステーションが開所、と神奈川県および横浜市によっては水素な一日になった

 JX日鉱日石エネルギーでは、これまでの商用仕様実証水素ステーションとして2013年にオープンしていた海老名中央水素ステーション(神奈川県海老名市中新田398-1)を、2014年12月にサービスステーション一体型商用水素ステーション「Dr.Drive海老名中央店」として運用を開始した(それまでは商用仕様の実証ステーションだったが、これ以後、税抜き1000円/kgで水素を販売)。

 これを皮切りに、2月5日に八王子高倉水素ステーション(東京都八王子市高倉町48-3)、2月10日にDr.Drive大和田店(埼玉県さいたま市見沼区大和田町1丁目1158)、Dr.Driveセルフ三好ヶ丘店(愛知県みよし市福谷町壱丁田12-1)といった水素ステーションを開所している。

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JX日鉱日石エネルギーでは、水素ステーションに、白とブルーのマークを採用。豊富なエネルギー供給の実現と未来への懸け橋となる次世代エネルギーの将来性を表現している

 5日の2カ所の開所でJX日鉱日石エネルギーでは合計6カ所の商用水素ステーションを開設したことになる。

 さらに、Dr.Drive岡崎羽根店(愛知県岡崎市羽根町小豆坂142-1)、Dr.Driveセルフ春日部中央店(埼玉県春日部市備後東5丁目12-59)、Dr.Driveセルフ武石インター店(千葉県千葉市花見川区長作町21-1)、Dr.Driveセルフ狭山根岸店(埼玉県狭山市根岸505-1)、東京杉並水素ステーション(東京都杉並区宮前1-17-10)の5ヵ所を加えた合計11ヵ所を今年度内に開所するとしている。

 2014年6月にとりまとめられた水素・燃料電池戦略ロードマップにある「2015 年度内に四大都市圏を中心に 100 箇所程度の水素供給場所を確保する」という目標に向け、JX日鉱日石エネルギーでは40ヵ所の水素ステーションを開設予定。水素社会実現に向け、水素インフラ不足を理由にできない環境が急速に整っていく気配だ。

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