首都高環状線が全通。都心に広げよう交通の”輪”!

首都高環状線が全通。都心に広げよう交通の”輪”!

「圏央道(首都圏中央連絡自動車道)」、「外環(東京外かく環状道路)」、「中央環状(首都高速道路中央環状線)」である首都圏の「3環状道路」。そのひとつである首都高速中央環状線が3月7日16時に全線開通した。140924_01

桝添東京都知事のほか品川区の小学生がテープカット
桝添東京都知事のほか品川区の小学生がテープカット

 今回開通したのは目黒区の大橋JCTから大井JCTの約9.4km(工事期間中は品川線と呼ばれていいた区間)。ついに熊野町JCTから大井JCTまで1本のトンネルとしてつながったわけだ。その全長は18.2km。高速道路のトンネルとしては世界一の長さを誇る。
東名高速や中央道、東北道、常磐道といった高速道路へのアクセスや、都心部の渋滞解消が期待されている。ちなみに2番目に長いのは関越自動車道の関越トンネル(水上〜湯沢)は11kmだ。

  

招待客などを乗せたクルマが走り初め
招待客などを乗せたクルマが走り初め

 16時の開通前に記念式典が山手トンネル内の特設会場で開催された。
式典主催者である舛添要一東京都知事は「東京を渋滞のない初の都市にしたい」と挨拶。5年後の東京オリンピック、パラリンピック開催に向け道路網の整備にも引き続き力をいれていくと語った。

  

 式典の締めくくりには関係者を乗せた車両のほか、一般社団法人日本自動車工業会協力による首都高の50年とともに歩んだ「トヨタ2000GT」や「ホンダS800」といった往年の名車をはじめ、注目の燃料電池車「トヨタMIRAI」と「ホンダFCX クラリティ」といった次世代車両なども通り初めした。

 都心環状線では通行が規制される海上コンテナ輸送用セミトレーラーなども参加。このような大型車両が中央環状線を利用できるようになったことで、一般道に迂回する必要がなくなり渋滞解消や輸送のスピードアップといった経済効果も期待できる。

 さらに、新宿~羽田空港間の所要時間短縮を受けてリムジンバスを運行する東京空港交通では羽田発着の池袋、新宿向けの路線のダイヤを改正。自家用車だけでなく、公共交通機関のスピードアップすることだろう。

大橋JCT〜大井JCTで唯一の五反田出口。外回りは入り口のみ
大橋JCT〜大井JCTで唯一の五反田出口。外回りは入り口のみ

 首都圏を通過する多くのドライバーが恩恵をうける中央環状線の全線開通は、首都高速のアクセス向上だけでなく、災害時の防災用道路の役目としても大きな効果がある。

 3環状のもっとも外側にあたる圏央道は、明日3月8日21時に寒川北IC〜海老名JCT、3月29日は久喜白岡JTC〜境古河IC、3月29日12時に相模原ICが開通する。今年度中に全線の約8割が開通する予定。平成27年年は、交通の分散化による渋滞の緩和や首都圏のアクセス向上といった部分で、大きく前進する1年といえそうだ。

  

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