ホンダが小学校にV2H対応DC普通充電器を設置

ホンダが小学校にV2H対応DC普通充電器を設置

 V2H対応DC普通充電器ホンダ・パワー・マネージャーHEH55を、埼玉県のさいたま市立太田小学校に設置。その引き渡し式を開催した。

HEH55demonstration現在さいたま市では、市立の全小中学校(小学校103校、中学校57校の全160校)に太陽光発電パネルと蓄電池の設置を進めている。太田小学校も、すでに20kWの太陽光パネルと容量15.6kWhの蓄電池が設置されている。
これに、ホンダのパワーコンディショナーを接続することで、電力会社からの系統電源からはもちろん、太陽光発電システムやFCV(燃料電池自動車)やEV(電気自動車)の環境車からの給電ができるなる。エンジン発電機などコージェネレーションシステムの利用も可能だ。
これらの電力を自動で切り替えることが可能なため、停電時でも特別な操作をすることもなく普段どおりに電気を使用することができる。

テープカットには本間和義さいたま市副市長、本田技研工業の三部敏宏執行役員らとともに、太田小学校の児童も参加した
テープカットには本間和義さいたま市副市長(写真右から6人目)、本田技研工業の三部敏宏執行役員(写真右から4人目)らとともに、太田小学校の児童も参加した
こちらでは、充放電器をACとDCの2基掛けとしている
こちらでは、充放電器をACとDCの2基掛けとしている。このHEH55は壁掛け式のため設置に時間を取られず、設置工事期間が不要で、設置場所も自在に選ぶことができる

 HEH55は、2015年1月に発売され、今回が量産機の初設置となる。商用トランスを使用しないトランスレス方式を採用し、壁に設置できるほどのコンパクト化を実現。また単相3線式を採用しているので200V電源の使用も可能となる。また、騒音にも配慮し静音パッケージとしている。

 さいたま市は、昨年9月にさいたま市東部環境センターにゴミ発電で水素を作るスマート水素ステーションを設置。この水素を公用車のFCV(燃料電池自動車)「ホンダFCXクラリティ」で使用。そして、FCVをHEH55につなぐことができた。
つまりホンダは、来たる水素社会に向けて「つくる」「つかう」「つながる」という3つのコンセプトを具現化したことになる。

HEH55image平常時は公用車として使われているFCVが、災害時や復旧・復興時に、防災拠点などに設置されている蓄電池への継ぎ足し充電が可能にとなり、強靭なスマートコミュニティづくりが実現できるとしている。

 また学校側も平常時はピークシフト対応が可能であり、災害時など周辺の避難場所として活用する際に電力使用量が多くなっても電欠を防ぐことができる。

 式典後の説明会で、さいたま市の環境未来都市推進課の高橋伸一郎課長は、このHEH55の設置によって「安心で安全な災害に強いさいたま市をまた一歩前進することができた」とコメントしている。

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