【JEEPチェロキー試乗記】全天候型ロングツアラー (2/3ページ)

3人分の荷物と撮影機材を積んで長距離を楽に走れるクルマは?

 今回、長距離を3人でクルマで移動する取材があったので、このようなときこそクルマの真価を確かめるには格好のチャンス。

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FCAジャパン広報部の黒岩部長が、我われの要望にあったクルマをラインアップする車種の中から選んでいただいた

 そこで、FCAジャパンの黒岩真治広報部長に
「撮影機材や大きなバッグを積んで、大人3人で楽に移動できるクルマを貸してください」とお願いしてみた。ちょうど天候が不安定な時期でもあり、あまり欲張りすぎては申し訳ない気持ちもありつつ、路面状況に左右されない走行性能もほしいことを付け加えてみた。

「大人3人と機材などの大きな荷物があるなら、ある程度ボディサイズは大きいほうがいいですよね。それでしたらジープ・チェロキーをオススメします。アダプティブ クルーズ コントロール(STOP&GO機能付き)も付いているので、高速道路の巡航はもちろんですが、渋滞したとき完全停止までできるのでストレスフリーですよ」と黒岩部長。

 ジープ・チェロキーといえば、昨年の日本カー・オブ・ザ・イヤーで38台のノミネート車なかから10BESTに選ばれたクルマ。しかも、10BEST入りした初めてのアメリカ車だ。

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リミテッドが搭載する3.2LV6エンジンは、272ps/315N・mを発揮。これに9速ATを組み合わせる
リミテッドが搭載する3.2LV6エンジンは、272ps/315N・mを発揮。これに9速ATを組み合わせる

 拝借したチェロキーのテストカーは、最上級モデルのリミテッド・ラグジュアリーパッケージ。18インチホイールを装着し
3.2LV6のペンタスター™エンジンを搭載し、9速ATを組み合わせる。駆動方式はセレクテレイン™システムと呼ばれる電子制御4WD。シフトレバーわきのスイッチでオート、ロック、サンド/マッド、スポーツ、スノーのモード切替をかんたんに行える。

 今回の取材先は関西。地図上では往復1200kmだが、実際にはもっと増えるはず。さっそくと東京の編集部から西に向かってスタートすることに。

T7GI0485ちなみに、ジープ・チェロキーのボディサイズは全長×全幅×全高=4630×1860×1700mm。ホイールベースは2700mm。車両重量は1900kg(サンルーフ付き)。マッチョな存在感のあるスタイルではあるが、意外にも全長と全幅はCセグメントのサイズ内だ。市街地ではSUVとは感じられないほど、優れた取り回し性を発揮する。
高速道路に入れば、2700mmの長いホイールベースとストローク感のあるサスペンションが良好な乗り心地を提供する。

リミテッドは225/55R18タイヤを装着。3.2LV6搭載のトレイルホークは225/60R17。2.4L直4エンジンのロンジチュードは225/60R17
リミテッドは225/55R18タイヤを装着。3.2LV6搭載のトレイルホークは225/60R17。2.4L直4エンジンのロンジチュードは225/60R17

 それでいて、首都高速のようなけっこう半径の小さなコーナーを速い速度で走っても、ロール量は少なく、背の高いクルマに乗っているという感覚はまったくない。オンロードで唯一、SUVと感じるのは高い位置に座っているため、良好な視界が確保されていることだ。

 3.2LV6エンジンは、滑らかにシフトチェンジする9速ATとの組み合わせでスムースな加速感を提供する。じつは、スペックを確認するまで9速ATではなく「ものすごくダイレクト感のあるCVT」と勘違いしていた。

2眼式メーターの中央は車両情報やナビの誘導を表示するモニターを備える。センタークラスター上部には、8.4インチモニターの高性能ナビ(Uconnect)を標準装備(リミテッド)
2眼式メーターの中央は車両情報やナビの誘導を表示するモニターを備える。センタークラスター上部には、8.4インチモニターの高性能ナビ(Uconnect)を標準装備(リミテッド)

 そのような勘違いをしてしまった理由は、トランスミッションが9速と多段のため、シフトアップ時のエンジン回転数の落ち込みが少なく、変速ショックもほとんどないからだ。3.2V6エンジンは低い回転域から太いトルクを発生するから、アクセルをちょっと踏むだけでタウンスピードから高速巡航スピードまでシームレスにアップできる。

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