全日本ラリーに参戦表明した海外3メーカーは黒船か?

全日本ラリーに参戦表明した海外3メーカーは黒船か?

 既報のとおり、2015年の全日本ラリー選手権(JRC)にはプジョー208GTiのほか、MINIジョンクーパーワークス・クロスオーバーやアバルト500 R3Tが参戦することになった。

昨年はオープンクラスで全日本ラリーに参戦したアバルト。レーシングマシンとして製作されたクルマだけに、そのタイムは2輪駆動ダントツ
昨年はオープンクラスで全日本ラリーに参戦したアバルト。レーシングマシンとして製作されたクルマだけに、そのタイムは2輪駆動ダントツ
BMW MINIのミニクロスオーバーは、ラリーの老舗キャロッセがサポート
BMW MINIのミニクロスオーバーは、ラリーの老舗キャロッセがサポート

 参戦するクラスは、エンジン排気量1500cc以上〜3000cc以下のモデルで争われるJN5クラスだが、果たしてこの3車種のインポートカーの実力はどうだろうか?

 JN5クラスは車種バリエーションが多彩で、トヨタ86、スバルBRZ、ホンダ・インテグラ、ホンダ・シビック、ダイハツ・ブーンなどが集う激戦区となっている。だが、ターマックイベントにおいては、インポートカーにも十分にトップ争いを狙えるだけのパフォーマンスはあるように思える。

プジョー208GTiも今年から全日本ラリーに参戦(写真はイメージ)
プジョー208GTiも今年から全日本ラリーに参戦(写真はイメージ)

 なかでも国際規定のグループRモデルとして開発されたアバルト500は純粋なレーシングマシン。2014年からオープンクラスに参戦し、参考記録ながらデビューイヤーから2輪駆動のトップタイムを叩き出している。つまり、今年は十分に優勝するチャンスはあると考えるのは順当だろう。
一方、国内規定のRJモデルとして開発されたプジョー208やMINIクロスオーバーは、ラリー競技の名門であるキャロッセが開発をサポート。両モデルともに国際規定のS2000モデル(2LNAエンジンキットカー。大幅な改造が許される)は、ヨーロッパ選手権で実績を持つだけにセットアップの熟成が進めば上位争いを展開するはずだ。

 ここ数年のJN5クラスはたトヨタ86、スバルBRZの熟成を極めた国産FRスポーツが猛威を発揮しているが、インポートカーの参戦で勢力争いが変化する可能性もあるだけに、その動向に注目したい。

  

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