スズキがエスクードからダウンサイジングターボ戦略を開始

スズキがエスクードからダウンサイジングターボ戦略を開始

 スズキは、上海モーターショーのプレスカンファレンスで、3月に開催されたジュネーブモーターで初公開した「ik.2」「iM.4」をアジアプレミア。同時に、次世代の直噴ターボエンジン「BOOSTERJET(ブースタージェット)」の1.4L版を初公開した。注目は、この1.4Lターボエンジンだ。

ブースタージェットエンジンの1.4Lは世界初披露。エスクードクラスのモデルでの展開を予定している
ブースタージェットエンジンの1.4Lは世界初披露。エスクードクラスのモデルでの展開を予定している

 すでにジュネーブショーで、直噴ターボ化によって排気量のダウンサイジングと省燃費性を高めたブースタージェットエンジンは、1Lエンジンを欧州のCセグメントと対峙するiK.2に搭載することを発表。iK.2は、高い環境性能をもつブースタージェットエンジンとともに、スズキが新型プラットフォームで確立した軽量化技術も採用する。

左がスイフトよりひと回りボディサイズの大きいik.2。右はSUVテイストのiM.4。ともに上海ショーでアジアプレミア
左がスイフトよりひと回りボディサイズの大きいik.2。右はSUVテイストのiM.4。ともに上海ショーでアジアプレミア

 排気量のダウンサイジングは、省燃費性を求めるのが一般的だが、スズキのブースタージェットエンジンは、さらに軽量化とコンパクト化を実現している。
今回発表したブースタージェット1.4は、前述の1Lエンジンと同様の特徴を持つ1.4L版だ。最高出力は140psで、最大トルクが220N・m。最大トルクは、1700rpm〜4000rpmと幅広いエンジン回転域で発揮さえるため、ドライバビリティの良さが想像できる。
現行スイフトよりもひと回り大きいiK.2には1Lが搭載されるので、この1.4Lエンジンはエスクードなどのスズキとしては大型のモデルのエンジンとして採用されるようだ。
ブースタージェット1.4は、まずは中国市場に導入することが予定されていて、その後グローバルに展開していくという。
これを機に、スズキのエンジンラインアップは次のフェーズにシフトしていくことだろう。

 <スペック>
BOOSTERJET 1.4
ボア×ストローク:73.0mm×82.0mm
排気量:1373cc
圧縮比:9.9
最高出力:140.0ps/5500rpm
最大トルク:220Nm/1700〜4000rpm

  

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