【ニュル24hレース特集】レクサスLFA参戦の歴史

【ニュル24hレース特集】レクサスLFA参戦の歴史

 トヨタがコンセプトカーの段階からニュルブルクリンク24時間レースに参戦させていたのが、LEXUS LFAである。このLFAこそがトヨタのニュル24時間レースの代名詞ともいえる車両であろう。

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 LFAは、開発車両時代(当時はLF-A)の2008年からニュル24時間に参戦を開始している。試作車をベースに大型ウイングやカナードを装着した仕様であるがエンジンは無改造でSP8クラスに投入された。1台だけで参戦した初年度は、オイル漏れや後輪ハブボルトの破損といったトラブルのため150台中121位(クラス7位、周回数は106周)だった。

09-02翌年は艶消しブラック外装からホワイト&ブラックの2トーンのカラーリングを施した2台体制で参戦。
電装系トラブルのため14号車はクラス4位総合87位(クラス4位、114周)。15号車は駆動系トラブルとエンジントラブルに見舞われリタイア(106周)。残念ながらこのレクサス勢最高位は、一緒に参戦したIS Fの81位という結果であった。

2010年は、LFAは18インチタイヤにブレーキを変更するなどの改良が加えられ、さらに白黒に赤が入り、よりレーシングカーっぽいカラーリングが施された2台(50号車と51号車)が参戦。
そしてついに、大排気量車が居並ぶSP8クラスで優勝。総合18位を50号車(142周)が獲得したのだ(51号車はエンジン交換を余儀なくされ完走扱いにならず、67周)。
さらに故・成瀬弘監督(LFAの味を追求してきたトヨタのマスターテストドライバー。2010年ニュルブルクリンク近くの一般道で事故死)にはべスト監督賞も与えられた。

20112011年は、87号車、88号車ともに、予選上位車が装着するブルーフラッシュ(速いクルマの証)を付けるようになった。
しかし、決勝ではトラブルを抱え(87号車はエンジントラブルのためエンジン換装、88号車は追突を受け修復に時間を取られる)で、88号車は総合41位(クラス3位、133周)、 87号車が総合134位(クラス8位、83周)にとどまった。

201240回の記念大会には、LFAは1台がエントリー(トヨタ86が2台で初登場)。この年はほぼノートラブルで周回を重ね、再びクラス優勝(総合15位、147周)をもぎ取った。

 2013年には、大幅に軽量化されワイド化したボディにシルバーのカラーを追加したマシンが挑戦するも、総合36位、クラス2位(79周)でレースを終えた。

2015年、ついにLFAは姿をけし、このコードXのみの参戦となる
2015年、ついにLFAは姿を消し、このコードXのみの参戦となる

14-022014年、LFAの挑戦は、新たな展開を見せる。将来の“スポーツカー開発のための実験車両”というLFA Code Xが登場した(SP-PROクラスに参戦)のだ。
外観はLFA風だが、搭載エンジンは5.3LV10。フルカーボンフレー ム、プッシュロッド式のサスペンション、ツインクラッチ式トランスミッションなどで構成され、LF-Aが挑戦した時と同じ、次のステージへの開発のための 挑戦という位置付けだ。14-01ノーマルのLFA(48号車)も参戦し、結果は、48号車が総合13位(クラス優勝、148周)、LFA Code X(53号車)は総合11位(クラス優勝)。そしてGAZOO Racingとして参戦しているトヨタ86も総合54位でSP3クラス優勝となり、GAZOO初の3クラス制覇を果たすこととなった。LFAの参戦はこれで一旦終了ということとなった。

 <PHOTO:Takahiro.Masuda>

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