【ニュル24hレース特集】速度規制が急遽施行された理由

【ニュル24hレース特集】速度規制が急遽施行された理由

 43rd ADAC Zurich 24h Race 2015(第43回ニュルブルクリンク24時間耐久レース)の前哨戦ともいえるVLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)と呼ばれる耐久レースシリーズ第1戦が3月28日に開催された。
その決勝のレースで、23号車ニッサンGT-RニスモGT3の車体が浮き上がり、結果観戦エリアに落ちてしまた。しかも、観客1名が死亡してしまったのだ(レースは赤旗中止。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りします)。

Flugplatz01事故が起きたのはFlugplatz(フルーグプラッツ)手前。急な上り坂を越えた先が緩やかな右コーナーとなっている、ニュルでは有名なジャンピングスポットだった。

Flugplatz02この事故を受けて、すぐにGT3マシンで競われるSP9クラスをはじめとするハイスピードマシンが参戦するクラスの北コース走行禁止といった措置が出され、その枠は拡大した。そのためニュル24時間レースの開催も危ぶまれたのだ。

 しかし、その後、以下の措置をすることとなり、これで再び全クラスのマシンによるレースが可能となった。

 措置内容は、まず、コース上の危険な個所(3カ所)の速度制限が設けられたこと(フルーグプラッツでの速度制限は時速200km。その他の箇所では250kmに制限となる)。またピットレーンの通過速度も従来の時速60kmから時速30kmへと厳しくなった(ピットロード制限については、5月14日時点では60km/hに戻されている)。もちろん速度違反はペナルティが与えられる。

 事故直後に一旦走行禁止となったSP7以上のハイスピードマシンへは出力制限のためのリストリクターが装着される。さらにフルーグプラッツの事故エリアでの観戦は禁止となった。

Flugplatz03これでより安全に(楽しく)レースが行われることを願ってやまない。

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