【ニュル24hレース特集】トヨタ・カローラ アルティスが超絶かっこいい! (2/2ページ)

往年のJTCC顔負けのモンスターマシン!?

CorollaAltis006
「3Sエンジンを選んだのは、一番使い慣れていていたからです」とSuttipongさんは語る

 チーム代表のSuttipong選手は自ら149号車をドライブするが、155号車は「若手育成の意味も込めて」積極的にニュルを初めて走るドライバーを起用した。

 1980年代に日本の大学へ留学し、その後当時日本で盛り上がっていたグループAに92レビンで自ら参戦。帰国で、タイでTRDの現地法人をスタートさせた。同社は今年で32年を迎える老舗である。

 Suttipongさんが乗る149号車のカローラアルティスESport。そのエンジンルームを覗くとそこには、なんと3S-GEエンジンが収まっていた。3Sエンジンといえば、トヨタが80年代からコンペティションで使用していたスポーツエンジンの代名詞である。

 トランスミッションはXトラックの競技用、ブレーキキャリパーはエンドレス製をチョイス。エクステリアはGTウィングが目を惹く。まるで往年のJTCCマシンを現代流に解釈したような、本格的なレーシングマシーンに仕上がっていた。

 カローラアルティスESport149号車は、往年のJTCC顔負けのモンスターマシンだったのだ!

CorollaAltis010151台中42台がリタイアを余儀なくされたこのハードなレースを2台とも完走。149号車は111周を走りクラス6位(総合82位/ファステストラップ10分53秒653)でフィニッシュ。155号車は続くクラス7位(109周走破で総合87位/ファステストラップ11分50秒778)となった。周回数やタイムこそおおらかな結果だが、カローラアルティスESportより遅かったBMWがごろごろいるのだ。これを痛快と言わずしてなんと言う!

「最近のニュル24時間は草レースっぽさがなくなった」という声も聞こえるが、キラ星のようなGT3マシンとタイの大衆セダンが24時間しのぎを削るレースは、ニュルでしか見られない。

画像ギャラリー