【ニュル24hレース特集】辰己監督が3度目のクラス優勝を語る

【ニュル24hレース特集】辰己監督が3度目のクラス優勝を語る

 43rd ADAC Zurich 24h Race 2015(第43回ニュルブルクリンク24時間耐久レース)で、STI NBR CHALLENGEのゼッケン114 Subaru WRX STIは143周を走り、SP3Tクラス優勝(総合18位)を飾った。ニュル24時間レースでのクラス優勝は2011年、2012年に続き、今回で3度目となる。

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STIall

HideharuTatsumiレース直後に辰己英治監督にインタビューした。

 我々はレース屋ではなくて、『スバルのファンの方にいいもの作って提供したい』というのが仕事です。プロの仕事人とし技術力を磨いてくるんですが、技術力だけではなかなか勝てなくて…。でも、他のレーシングチームと違って次のレースってのが無いですからね。我々にはココしかない。だからここでレースをやって、なんとか勝ちたいって思いでやってきました。
今回はドライバーの変更がありました。佐々木孝太選手のニュルでの接触が去年、今年と実は2回あって『スバルファンの方に申し訳ない、ちょっとプロドライバーとして考え直して次の機会を待ちたい』と辞退の申し出があって、急きょ山内英輝選手を起用したわけです。
Buchan

 もともとある程度ドライバーの若返りを図ろうと思っていたんですけど、走れる人が限られてしまうので、なかなかすんなりと決めきれなかったんです。しかし、ちょうどいいチャンスだったんで思い切って山内選手を乗せたわけです。GTの活躍も見ていましたし、山内選手は次世代のドライバーとして育てようと考えていたんですよ。本当は来年は若返りを、と思っていたものを急きょ前倒しとなったわけです。

 冒険だったんですが、乗せてみたら正直驚きましたね。長年ここで走っているカルロたちにも引けを取らない走りで、やっぱり日本のGTドライバーすごいなって今回改めて思いました。

 ここ2年勝てなかったんで、プレッシャーもありましたしね、何かをやれば結果が求められるのは当たり前のこと。平川社長は、エンジニアだったんで、もっといいものを作ろうっていう投げかけや問いかけ、アイデアがあって、ハッキリ言うと、今までのニュルよりもお金がかかっていますよ。
WRXSTIテストには、お金がかかりますからね。今回はかなり事前のテストも充実していたわけです。
レースが始まるまではほんとにうまくいかず苦戦していて、24時間大丈夫かな?と思っていました。
でも、テストを充実したおかげで、トラブルが起きても、いざとなるとやっぱりもともとやってきたことが顔を出して努力してきたことが一つも無駄になってなかったってよくわかりました。ホントにうまくクルマもよくなって、ドライバーに『パーフェクトだ』って言われるほどに仕上がっています。これから日本へ帰って、皆さんのためのクルマ作りに専念します。これからもスバルに期待していてください!」

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